２０２０年３月１１日、ＷＨＯ世界保健機関は、新型コロナ感染症の世界的な広がりを受け、初めて「パンデミック宣言」を表明した。
そのおよそ１週間前、ＪＡＡＳアカデミー主催による第２５回ＪＡＡＳ臨床解剖・執刀トレーニング「第１回米ハワイ美容医外科解剖　２日間徹底研修」が実施され、全員の医師らが無事帰国の途についたことは幸運だったといえる。
初の米ハワイでの解剖実習を境に、いま現在でも感染拡大は収まるところを知らない。 こうしたことから、ＪＡＡＳ恒例の美容外科解剖ミッションは、海外渡航の規制などもあり２０２１年の予定が立てられず、参加を希望する多くの美容医師らに「足止め」を強いるかたちとなっている。
とはいえ、美容外科・皮膚解剖の研修を望むドクターに応えるかたちで、米ハワイの解剖施設Hawaii Medical Research CenterCadaver Trrainigから、個別グループ専用のハワイ解剖トレーニングの受け入れを歓迎するオファーが届き、ＪＡＡＳミッションとは切り離したかたちで個別の解剖実習がスタートすることになった。
一方、ＪＡＡＳ主催ミッションは、Ｃｏｖｉｄ１９の収束を待って、タイ、ベトナムほか東南アジアを中心に渡航時間や滞在期間の短い海外施設で、専任講師を招聘して行う従来通りの解剖・執刀トレーニングを実施することになる。