アルガンオイルの第一人者シャルーフ博士の「タルガニン生産協同組合」から
博士が創設のソーシャルビジネスに賛同、支援

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貧困のない世界を創る　ソーシャルビジネスと新しい資本主義」（早川書房）をお読みになった読者もいるだろう。２００６年度のノーベル平和賞受賞者・グラミン銀行元総裁のムハマド・ユヌス氏が本の著者だ。母国バングラディシュで貧困にあえぐ農民の自立を支援するためマイクロクレジット（無担保少額融資）を考案、貧困の軽減に大きく貢献した。いわゆるソーシャルビジネスの提唱者として、「利益の追求」よりも「社会的な課題の解決」をめざして行うビジネスを創り上げた。「活動資金を寄付や政府からの助成に頼らず、あくまでビジネスの手法を用いて、貧困からの自立や環境問題を同時に解決していく」ことを目的としている。そしてこのビジネスモデルは世界的な広がりをみせていく。そんな運動に共鳴した一人が、モロッコの女性で、アルガンオイルによる環境・経済・社会的支援に立ち上がることになる。

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