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一般社団法人 JAAS日本アンチエイジング外科学会

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みか美容クリニック院長 箱﨑美香医師

[ 2018/11/3 ]

Focus!プロフェッショナル・ドクター

アンチエイジング美容医療業界における、
JAAS厳選のスペシャリスト達を取材・レポートしていきます。

治療もカウンセリングも自然体で長く愛され続ける

みか美容クリニック

【ドクタープロフィール】

みか美容クリニック 箱﨑美香 院長

岩手医科大学卒業後、岩手医科大学付属病院形成外科勤務。平成12年から岩手医科大学形成外科学講座の講師を務める。平成16年みか美容クリニック開院。平成25年に現在の菱和開運メディカルビルへクリニック移転。

<所属学会>
日本形成外科学会、日本レーザー医学会、日本頭蓋顎顔面外科学会、 日本口蓋裂学会、 日本美容外科学会
<専門医>
日本形成外科学会専門医、日本レーザー医学会指導医、日本美容外科学会専門医

クリニック情報

みか美容クリニック岩手・盛岡
住所
岩手県盛岡市大通3-9-3 菱和開運メディカルビル3階
アクセス
JR/各線盛岡駅より徒歩5分

電話番号
019-624-4843
診療時間
10:00~13:30/15:00~19:00(土曜のみ17:00)
定休日
水曜・日曜・祝日
URL
http://www.mika-cl.jp/
治療もカウンセリングも「自然体」で 地域に愛され続ける美容クリニック 盛岡駅から3分程度歩いた場所を流れる北上川は、石川啄木や宮沢賢治ともゆかりが深い。そんな歴史ある北上川に架かる橋の中で、最も盛岡駅に近くにぎわいのある開運橋のたもとに、みか美容クリニックはある。今回は盛岡の地で15年に渡って美容医療を提供している箱﨑美香医師に話を伺った。

「しみを消す」という新しい美容医療に可能性を見出す

岩手医科大学病院形成学科に入局後、箱﨑医師は同院で15年ほど技術研鑽を続ける。講師として教鞭に立つなど様々な形で形成外科治療に携わる中で、箱﨑医師の転機につながったのがQスイッチレーザーの登場だった。それまでは炭酸ガスレーザーや色素レーザーが主流だった中で、新しく開発されたQスイッチレーザーは、それまでのレーザーとは切れ味も効果も全く異なったという。当初は太田母斑や刺青の治療で使用されることが多かったが、日々の治療にあたる中で、箱﨑医師は母斑や刺青の治療だけではなく、「せっかくならしみも消してほしい」という女性の声が多いことに気づく。今でこそ美容医療においてしみ治療はメジャーな治療のひとつだが、当時はまだ一般的ではなく、美容医療といえば外科的なものが中心だった。 ここで箱﨑医師は、皮膚科領域における美容医療に今後の可能性を感じたという。早速同氏は大学病院に勤務しながら東京の美容皮膚科に週2回修行を兼ねて遠距離勤務し、美容医療の技術を習得する。 そして箱﨑医師は、大学病院の形成外科で培った知識や技術力と都内の美容皮膚科で学んだ美容医療のノウハウをもとに、満を持して2004年盛岡にて美容クリニックを開業する。 形成外科での経験が長かったが、あえて今後ニーズが広がるであろうしみ治療、美肌治療といった美容皮膚科メニューを中心に開院した「みか美容クリニック」は、女性のニーズを的確にキャッチすることに成功し、拡大移転などを経て現在は盛岡駅からすぐの場所にクリニックを構え、15年目を迎えている。

相談しやすい雰囲気作りを徹底

みか美容クリニックでは、気軽に相談しやすい雰囲気づくりを徹底している。箱﨑医師をはじめ、看護師や受付などのスタッフは全員女性のため美容の悩みだけではなく、日常的な相談などに乗ることもあると話す。 ビル3階に上がるエレベーターはみか美容クリニック専用になっている他、受付を通り過ぎると待合室や診察室はすべて個室になっており、ビルの利用者はもちろん他の患者と出会う機会がない空間設計になっている。さらに、それぞれの個室の待合室からはそのまま処置室に通り抜けができる扉があり、患者のプライバシーに最大限の配慮を行うことでより相談しやすい雰囲気を醸し出している。 さらに、長く勤務しているスタッフが多いため患者と顔見知りになっていることが多く、久しぶりに来院してもまるでかかりつけ医に来たような安心感をもって来院することができるという。こういった一つ一つの要素が、クリニックに対する患者の安心感や信頼感に繋がっている。

自然体で接することで絶大なる信頼を得る

みか美容クリニックはリピート患者が中心で、一度来院すると長きに渡って通ってくれるケースが多い。その秘訣は「自然体」でいることだと箱﨑医師は言う。都内ほど競争が激化していない盛岡の地では、カウンセリングは1時間ほどかけてじっくり行い、患者との触れ合いやコミュニケーションを大事にしている。そのためその日に行う治療の話だけではなく、他に気になる部位や症状について、また将来的になりたいイメージといったトータル的な範囲においてカウンセリングや提案を行うことができる。時には治療だけではなく、日常的なセルフケアのアドバイスなどに及ぶこともあるというほど、日々の診療において丁寧な対応を心がけることで、「この間のカウンセリングの時に先生が言っていた治療を今日は受けてみたい」と、患者側から新しい治療へ対する相談が自然にやって来るという流れができているのだという。

地域のニーズにあわせた治療を展開

みか美容クリニックでは、しみ・くすみ治療、赤みや赤ら顔治療、毛穴の引き締め等の目的でフォトRFによる光治療が人気だ。30代から60代の幅広い年齢層の患者が定期的に治療に訪れている。その他、ヒアルロン酸、糸リフトアップ、ミラドライ、水光注射、脱毛、プラセンタなども人気だという。 面白いことに、都内の美容クリニックで人気の治療法が同じように同院でも人気になるかというと、そうではないと箱﨑医師は話す。最新の美容医療技術を習得するために定期的に都内の勉強会などに参加している同氏だが、それらの会で学んだ技術や治療法をそのまますぐには導入せずに、患者との会話の中でまずは提案してみるケースが多いという。 都内ほどはアンテナが高い患者ばかりではないため、新治療に関するポスターを貼ったりキャンペーンを打ち出してもあまり意味がない。それよりも日々のコミュニケーションを重視している箱﨑医師の場合は、例えばヒアルロン酸注入によるしわ治療を行いながら、「新しい治療法として、ヒアルロン酸で肌をリフトアップすることでたるみを目立たなくする方法も出てきたんですよ」と会話を通して一人ひとりの患者に提案をしていく形で、新しい治療を導入していくケースが多い。キャンペーンや価格といった部分に魅かれるのではなく、箱﨑医師の説明をもとにきちんと内容を理解した上で治療を受ける患者が多いため、顧客満足度も高くリピートにも繋がると同氏は話す。 盛岡という土地の時間の流れにあわせ、自然体で治療を提供し続ける箱﨑医師。強引な営業や勧誘はもちろん、「〇〇をしたほうがいい」といった強い誘いも基本的に行わない。医師というよりも「同じ女性」として自然体で患者に寄り添い、日々のコミュニケーションを大事にしている姿勢こそ、長きに渡って同院が愛され続ける理由だろう。
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