JAASアカデミー
TEL
お問い合わせ
一般社団法人 JAAS日本アンチエイジング外科学会

JAASアカデミー

一般社団法人 JAAS日本アンチエイジング外科学会

TEL

お問い合わせ

第1回DR蔡ライブ講習会で、参加医師らが驚きの声

[ 2016/10/10 ]
JAASアカデミー主催「第1回Dr蔡のNAT針療法」が先ごろ開催され、アレルギー漢方外来、統合医療、美容皮膚科の医師らが参加し、その施術を目の当たりにして驚愕の声があがった。折しもこの夏、リオ五輪の米競泳選手が血行促進や体調を整える健康療法としてカッピング(吸角法)が話題になったが、NAT針療法はこれとは似て非なる治療術であることはいうまでもない。結合組織に滞る瘀血、毒血を排出させる、EBMに基づいた鍼灸+吸角療法である。午前の講義では症例を提示しながら蔡医師が長年かけて見出した独自の施術について、その理論背景と治療を解説した。そして午後からは、クリニックに場所を写し、重度のアトピー性皮膚炎を抱えるモデルに加え、コメンテーターとして受講した中間医師にも施術が施された。
重度のアトピー患者に対してステロイドそして服薬している薬でさえ「異物」と断言し止めさせる。医師会から「異端児」とみられるが意に介さない。「西洋医療を学び、私自身が数種の病いと戦いながら現代医療の限界を感じた」末に見出した独自療法NAT針療法を日本そして世界に広めている蔡医師だからこそのゆるぎない自信だ。 アトピーに限らず、乾癬、生活習慣病、頭痛、腰痛、気管支炎、疲労など今までに20万人の治療実績をもつこの新・瘀血吸引療法の治療を求めて、蔡内科皮膚科クリニックに今でも患者が毎日100人前後も訪れる。用意された16台のベットでは、蔡ドクター指導のもと、看護師、鍼灸師らスタッフ10人ほどが施術を行うがおおむね治療時間は1時間ほど1回に15~20㏄を脱血する(ちなみに治療費は初診21000円再診が15000円、150万円/日の医業収入となる)。朝10時―夕方5時まで、16台のベットは常に患者が横たわりフル稼働となる。 0.01㎜の独自の自動オリジナル針で、施術箇所の表皮に真空カップでカップリング後、施術者によって各術野ごとの300刺鍼して、さらにまたカップリングして体表面に融解した瘀血、ウイルス、毒度、血栓を吸い出していく。深層部のシミ治療でも有効というからおもしろい。美容治療にも活用の道はありそうだ。  第1回目として開催されたライブ講習会では、講義そして施術供覧でこうした内容がふんだんに披露された(詳しい講義、施術内容は講習会の性格上控えさせていただく)。 供覧ののち蔡医師から提携クリニックの提案があり、看護師同伴での3か月研修を経たのち、晴れて「NAT針療法」クリニックとして稼働できることが明かされた。稼働後は、蔡内科皮膚科クリニックに問いあ合わせのある患者に対して、 近県の提携クリニックを優先的に紹介していくことも約束された。 第2回目では、医師に加えて同伴として看護師(医師のみ、看護師のみの参加も可)にも参加枠を設けている。これは入門講座修了後、先述のとおり実践に向けた技術研修そして導入へと進む中で、看護師など医師以外のスタッフに施術を取得してもらう必要が生じるためだ。
NAT針療法 この治療を開発した蔡内科皮膚科クリニックの院長(医学博士)・蔡篤俊(さいとくしゅん)医師、実は類まれな経歴を歩んできた。18歳の頃に多発性関節炎と診断され、治療を受けながら台湾中央警察大学を卒業し、台湾T.C.L.A.へ勤務、その後は法律を学ぶために来日する。蔡医師は台湾そして日本で多発性関節炎の様々な治療を続けるものの、完治することができない現代医学に行き場のない憤りを感じ、一念発起し「自分が医師になり自分の病を治す」と医学の道を目指し始める。1977年に千葉大学医学部に合格、さらに1991年には順天堂大学精神科で医学博士号を取得するものの、実際に医師になってみると西洋医学の限界を感じ、更なる学びと研鑽を積み、東洋医学を取り入れた蔡内科皮膚科クリニックを1993年に開業する。そしてNAT針療法が誕生するまでは、鍼灸や漢方薬を使ったアトピー治療を中心に行っており、当初からすでにその効果が話題を呼び、全国から多数の患者が来院するようになったという。だが、患者の「70%」を改善することができても「100%」を改善することはできない。蔡医師はその部分について常に考え、治療法の研究や改善を進めていた。そこで蔡医師はひらめく。吸角(カッピング)療法は確かに解毒効果、血液浄化作用があり効果的だが、医療機関ではないため吸角後の悪い血を鍼灸院では除去することができない。医師として、自分がアトピー治療を極めるヒントがここにあると感じた蔡医師は、その後中国や韓国、台湾、当南アジアなど様々な地域の吸角療法を徹底的に調査・研究し、医学的知見も含めより効果的な治療法として体系化したものが、同院で行っているNAT針療法だ。NAT針療法によって体外に除去された血液には、様々なウイルスや毒素、血栓等が含まれているが、これらは体内結合組織内の汚血である点も興味深い。治療にあたっては、まず蔡医師自身が診断によってどの部位に施術するかを決め、あとは蔡医師の管理、指導のもと、実際の施術は看護師、鍼灸師があたる。瘀血の色をみて治療の期間を決めるのももちろん蔡医師による。開院から40年、すでに20万人以上の治療を行っている蔡医師。当初はアトピーや皮膚病治療を中心に行っていたが、今では成人病、慢性病、がんといった様々な症状改善のために著名人も含め様々な患者が来院している。
Copyright (C) JAAS ACADEMY. All rights reserved.