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アメリカ、カナダの美容外科・皮膚科医から「メロングリソディン®」の創傷治癒の効果次々明らかに

[ 2016/10/10 ]
ヨーロッパ、アメリカのハリウッドの有名人に愛用され、ドクターからも高い評価を得ている抗酸化成分が、とうとう日本でも医療機関専売のサプリメントとして2016年9月に本格販売される運びになった。実はこの成分、アメリカやカナダの美容皮膚科、美容形成外科等の医師が、すでに同成分による創傷治癒効果を臨床現場で実感しており、使用方法や評価コメントを実名入りでWeb上に公開(写真)している。この成分は「メロングリソディンR」と言い、その特殊な抗酸化作用については過去何度か本紙でも取り上げてきたが、原料メーカーであるニュートリション・アクトから、新たに医療機関向けの専売品としてサプリメントを販売することになった。すでに医療機関からは共同研究の声がかかるなど、美容医療業界はもちろん、婦人科、整形外科、内科などの医師から抗酸化サプリメントとして期待されている注目の製品について取材をした。

注目の抗酸化成分メロングリソディンRには様々な特徴があるが、最も特筆すべき点は、人間の細胞内にある3つの抗酸化酵素(SOD:スーパーオキシドジスムダーゼ、GPx:グルタチオンペルオキシダーゼ、Cat:カタラーゼ)に働きかけることで、「人間本来がもつ抗酸化能力」を高めることができる点だろう。
抗酸化酵素は、様々な病気の原因となる活性酸素を取り除くことができるため、以前から医療業界で注目されている。ビタミンACEをはじめポリフェノール、アスタキサンチンなど多数の抗酸化成分があるが、いずれも当該成分を摂取することで抗酸化作用を発揮する。
それに対して、メロングリソディンRは、生体内で特に防御機能が高いSODなど抗酸化酵素の産生にスイッチを入れ、活性することができる。この働きは、血中における3つの抗酸化酵素活性(SOD、GPx、Cat)の測定で確認された。また、人間は身体の健康を保つために適度に血中の活性酸素を維持することも必要であるが、メロングリソディンRは抗酸化能と活性酸素のバランス(レドックスバランス)を保持する働きがある点も見逃せない。
フランスやドイツではSODの研究が盛んに行われており、オルゴテインというウシ由来SODを利用した注射をリウマチや関節炎の抗炎症薬として使用していた。しかし、狂牛病事件以降は使用禁止となり、代わりとなる植物起源のSODの研究が進められた。また、より簡便にSODを投与できるように、経口摂取での可能性も並行して研究された。
同時期に、南フランス産で品種改良されたメロンに、SODが高含有していることが発見された。そのメロンは南フランス・アヴィニヨン地方で栽培されているヴォークルシアン種を、日持ちさせるために品種改良した特殊なメロンだ。通常のメロンに比べ3~4倍腐りにくく、SODが約7倍多く含まれている。
DDSの観点から、抗酸化力を発揮させるには腸までしっかり届けることが重要である。メロンSOD単体では胃酸で分解されてしまい、腸まで届かず抗酸化力を発揮することが出来なかった。その解決策として使われたのが小麦たんぱく質の一種、グリアジンだ。小麦グリアジンはメロンSODをコーティングして腸まで届け、さらに腸管での動きにも影響を与えることがわかった。まだ詳しい機序は解明されていないが、メロングリソディンを経口摂取すると、腸管の免疫細胞に取り込まれることが引き金となり、レドックスシグナルを経由して抗酸化酵素を高めていくと考えられている。
このような研究を背景に、南フランス産の特殊なメロンSODと小麦グリアジンが結合されてメロングリソディンRが生まれたのである。開発研究者に「神様から賜った組み合わせ」と言わしめる程に理想の組み合わせであり、世界で初めて体内の抗酸化酵素を顕著に増やすことを可能にしている。この類まれな作用は、すでにヨーロッパやアメリカでは20年以上前から注目されており、医療機関向けサプリメントとしても導入されている。
今回、メロングリソディンRを主成分として配合したサプリメントを医療機関専売品として販売開始するニュートリション・アクトでは、10年以上前から同成分を取り扱い、原料販売や同成分を配合したサプリメント開発を行ってきた。医療機関向けに販売するにあたり、ノーベル生理学・医学賞を受賞したリュック・モンタニエ教授をはじめ、21の大学と7つの研究協力機関で行われた、数多くのエビデンスや実績に基づき、免疫・炎症の改善、メタボリックシンドローム改善、皮膚における紫外線防御効果など様々な分野での使用が期待できる。
さらに、これらの結果を補完代替医療や抗加齢医学会などの学会にて報告したところ内科、整形外科、婦人科など様々な医療関係者や大学から賛同を得ることができ、さらに医療機関との共同研究も始まるなどその効果に対して実用性を望む声が多かった。同社では、そういった要望から新たに販売を行う運びとなった。

以下、メロングリソディンRの成分効果に関するエビデンスを列挙する。
・メロングリソディン摂取による循環血中の抗酸化酵素活性に対する効果(フランス・国立医学研究機構/フランス・パリ大学病院センター)
・過剰な活性酸素に対するメロングリソディンの細胞(DNA)保護効果―高圧酸素(HBO)条件下による誘発される細胞の酸化ストレスに対する保護(ドイツ・ウルム大学)
・胸部大動脈のクロスクランプが引き起こすDNA損傷に対する防御効果(ドイツ・ウルム大学/フランス・グルノーブル第一大学)
・ミトコンドリア機能低下の抑制(フランス・グルノーブル第一大学)
・肌の炎症(日焼け)に対するメロングリソディンの効果(ブザンソン大学皮膚科)
・メロングリソディンの日本人健常者での最少紅斑量(MED)に及ぼす効果(日本、RCT試験)
・2年間の臨床試験による動脈硬化の予防・改善効果(フランス・国民予防医療協会/パリ・アメリカン大学病院)
・肝線維症(肝硬変モデル)に対するメロングリソディンの効果(リヨン大学、他)
・知的障害に対するメロングリソディンの効果(フランス・イゾセル社研究データ)
・老化に伴う認識能力衰退に対するメロングリソディンの効果(フランス・イゾセル社研究データ)
・小児ぜん息症状緩和効果(インドネシア・アイルランガ大学)
・アレルギーによる免疫反応の抑制効果(フランス・イゾセル社研究データ)
・ヒト運動による血中乳酸値上昇の低減効果(韓国がんセンター)
・激しい運動で起こる炎症抑制効果(ポーランド・ポズナン大学)
・ネコエイズ(猫後天性免疫不全症候群)リスク猫に対する、メロングリソディン摂取の効果(アメリカ・コロラド州立大学)
・加齢性黄斑変性症に対するメロングリソディンの予防効果(フランス・国立農学研究所/ディジョン大学病院 眼科)
・メロングリソディン摂取による関節炎の緩和効果(フランス・イゾセル社研究データ)
なおアメリカで販売されているメロングリソディンRを配合した医療機関向けサプリメントについては、皮膚科、形成外科、美容外科など様々な医師が「治療に効果的」としてクリニック名や医師名を公にし推薦している。それによると、治療前後に同サプリメントを摂取すると以下のような効果があるという
・弾力、水分量、明るさ、色素沈着の改善効果を臨床的に確認。1~3ヵ月の摂取で効果がみられる(ニューヨーク 皮膚科医)
・LipoSonix(ダイエット器具)などの併用することで、より劇的な効果を得られる。1~2インチの減少が3~4インチ減少になる(フィラデルフィア 皮膚科医)
・あざや腫れを抑えることによるダウンタイムの減少、肌全体の健康の改善から、可能な限り最高の結果を出すために使用。フリーラジカルを標的として、酸化ストレスを最小限に抑えることが、加齢プロセスに立ち向かうカギとなる(トロント 整形外科医・頭蓋顔面外科医)
・腫れ、炎症、あざが抑えられ、手術後のリカバリータイムが改善される。手術前の準備で必要不可欠な日課として薦めている。(トロント 美容整形外科医・形成外科医)
・レーザー後や外科手術後の回復に効果的。しわ取り、鼻形成、内視鏡額リフト手術後の腫れやあざを減少させる。(アメリカ 口腔顎顔面外科医)
・慢性的な目の下の腫れや色素沈着に効果的。多くの商品は科学的裏付けを持っていないがメロングリソディンRは違う。(カナダ 皮膚科医)
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