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「日米韓 美容再生医療ライブ講習会」 豊胸製剤「アクアリフト」で

[ 2016/8/1 ]
4月10日、品川インターシティホールで開催されたJAASアカデミー「日米韓 美容再生医療ライブ講習会」(午後からクリニックよりライブ映像生中継)は、定員80席が満席となり熱気に溢れる講習会となった。講義では、ヒアルロン酸の5倍の持続力を持つインプラントゲル製剤アクアリフトによる豊胸術、Ⅰ型Ⅲ型コラーゲンを使用したベビーコラーゲンHumallagenについて、さらに再生医療規制に抵触しない臍帯血幹細胞培養液の概要とその有効性について、そして涙袋に適用の高いヒアルロン酸プライムによるフィラー注入テクニックの概要とその症例についてレクチャーが行われた。午後からは臍帯血培養液を利用したフェイス・頭髪オペのライブ供覧とアクアリフトを使用した豊胸のライブ供覧が実施された。会場からは製剤や手技における具体的な質問が多く飛び交い、充実の1日となった。


講義一人目として登壇した韓国ソウルの江南ビューティーセンター院長のキム・ガンジン院長によるアクアリフトに関する講義が行われた。 キム医師が紹介したアクアリフトは、第一世代(ポリアクリルアミドは発がん性物質を含んでいるとして日本でも食品安全委員会の化学物質・汚染物質専門調査会が指摘している)の製剤とは異なり第二世代ともいうべき害のない新しいアクアリフトだ。従来の製剤は、ロシア・中国経由で輸入される商材が多く安全性に不安な点もあったり、アルカリ性のため注入後に移動・感染しやすいという報告があった。 キム医師によるアクラリフトもKFDAへの申請においてはカテゴリ上同様の成分となるが、初期のアクリルアミドとは構造が異なる、無菌状態で製造されている、安全性や生体親和性において臨床データがあるなど多くの点が異なることを強調した。この第二世代のアクアリフトは概念的にはフィラーというよりもインプラントに近く、注入の際には散らして注入するのではなく、カプセル状に1つの塊になるように注入する点がコツだとして、午後、講義会場に隣接するビルにはいるイーストワン皮膚科クリニックで実施されたライブでは、キム医師が術者池田医師の傍らで注入の指導にはいった。 会場内の医師らからは、カプセル拘縮の有無についてやヒアルロン酸との併用について、数年後に追加注入する際の手技についてなど多くの質問が飛び交った。 その後、米国から来日したHarrell医師(The Fountain of Youth Institute, a plastic surgery practice in Palm Harbor C.Randall Harrell, M.D. Chairman, CEO & CMO)による注目のⅢ型コラーゲンを使用したべビーコラーゲンHumallagenに関する講義が行われた。  Humallagenは動物由来の原料を一切使用せずヒト由来原料のみで製造されている。さらにコラーゲンの中でも胎児など若年層に多いⅢ型コラーゲンを50%以上含んでいる点が特徴で持続性が一般的なコラーゲンよりも長く、そのため「ベビーコラーゲン」と呼ばれている。ベビーコラーゲンについてはすでに30年以上研究されており、世界で3万ユニット以上を販売、国内でも導入が進んでいるため参加者の関心度も高く、今後注目が期待される商材のひとつといえよう。 講義編の後半では、フィータル社の臍帯血幹細胞培養液「ステムセル100」の概要とその有効性について、HUCORD社提携クリニック AURA Petit Whitening Clinic 皮膚科 Son, SeongMin医師.から講義が行われた。 臍帯血由来の幹細胞は1人前の臍帯血(100~2200cc)に8億以上の幹細胞を含んでいる点が特徴で、脂肪由来の幹細胞の場合、300程度の幹細胞しかない。そのため脂肪由来の場合は培養によって幹細胞を増加させる必要性があるが、臍帯血の場合はそれが必要ない点が特徴だ。  HUCORD社は2005年のネイチャーで最も期待される幹細胞培養会社5社のひとつにも選ばれており、KFDAと同等に厳しい基準を持つ米国化粧品協会(ICID)にも登録されている。 Son医師からは具体的な注入方法やニードルの使用方法、さらに解凍後の再利用についてなど具体的なポイントも多く投げかけられた。 午後のライブ供覧ではクリニック直視Gと会場内での中継映像Gとに分かれ、臍帯血幹細胞培養液「ステムセル100」による美肌治療とアクアリフトを使用した豊胸術そしてベビーコラーゲン注入術をライブ供覧した。 いずれの製剤も低侵襲のため今後ニーズはより確実に広がっていく商材だ。そのため通常以上に参加者からの質問も多く、より活気ある講習となった。
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