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HGHサプリで初!ヒト臨床データ報告

[ 2016/6/17 ]
HGH分泌促進サプリ市場が伸長する中で、「医療機関専売品」での取り扱いも広がりをみせている。しかし処方されるアミノ酸それぞれの有効性や一般的な成長ホルモン(HGH)の知見を謳うものの製品そのもののエビデンスは圧倒的に乏しい。医療専売品「H.G.H.Z MD」(発売社アウトバーン)は、1999年に発売開始以来およそ17年ロングランヒットを続けてきたHGH分泌促進のアミノ酸サプリで、薬系ルートやOEM供給品として認知を広げ、取扱いクリニックも1500カ所を超えている。需要の背景には安全性、有用性試験を製品そのもので実施してユーザーから確かな信頼と「体感」できる満足感を得てきたからに他ならない。そして今春から業界で初!となる医療機関専売品による代行販売システムを提案して、メディカルサプリメントとしての絶対的な価値と地位をめざして市場を拡大していく。



―――成長ホルモンHGHは10代をピークとしてその後加齢とともに減っていく。40代でピーク時の分泌量の約半分に、そして60代では25%ほどまでに減少する。成長ホルモンは成長期だけでなく代謝を促進し細胞の修復・再生を促す効果等があることから20代以上にとっても重要な成分で、成長ホルモンが不足することで、筋肉低下、骨密度減少、体脂肪増加、疲労感、うつ症状、さらに美容的な側面では皮膚の弾力性の低下、しわやたるみ、くすみなどの症状が起こりやすくなる。成長ホルモンの分泌量を増加させることで、体温上昇、冷え改善、血流促進、免疫力向上、細胞活性化、筋肉量アップ、体脂肪減少、消化器官活性化、脳の活性化、活性酸素除去など、老化によって起きる様々な症状を改善する効果がある。さらに成長ホルモンはマスターホルモンとも言い、女性ホルモン、DHEA、甲状腺ホルモン、テストステロン等のすべてのホルモンのバランスを整える ―――  こんな製品キャッチで販売される類似のHGH分泌促進型のアミノ酸サプリをみかけることは多い。しかし、その多くが製品そのもののエビデンスは皆無といっていい。  一方、HGHサプリのパイオニアを自他ともに自負する「H.G.H.Z MD」は、長年にわたり臨床試験やモニター試験を重ね、圧倒的なエビデンスで他を圧倒する。とりわけ医療機関での有用性では、美容外科・形成外科(術後の早期治癒、肌のターンオーバー、内臓脂肪など)、産婦人科(女性更年期の改善など)、心療内科・内科(うつ症、自律神経失調症、血圧などの改善)、眼科(視力の回復)、老年内科(認知症の予防)、外科(骨髄移植などで新しい細胞再生の補助など)、歯科・口腔外科(インプラントの術後の骨、歯茎の成長促進)など「H.G.H.Z MD」で確認してきている。  同ブランドは1999年に開発、製造、販売がスタートしたが、2003年にはすでに「アミノ酸加工食品に関する判定試験」を発表。翌年04年から、継続して製品のソマトメジン-C(IGF-1)の測定を実施しながら、予測できる有用性について研究を続けている。このプロジェクトの責任者であり治験担当医が細野 孝郎医師(聖光園 細野診療所総院長 元北里大学病院漢方外来)である。日本の漢方療法の先駆けとして知られる〟細野流派〟を継承する同医師は、漢方的な視点・経験値に西洋的な立証(エビデンスベースドメディスン)を加えることが疾病や未病には重要だとして、天然ベースのサプリメントにも精通していたことからこの製品開発にも関わった。  そして「HGHを注射するいわゆるホルモン補充療法は300万円/年もかかる高額医療になってしまい、副作用もいまだ懸念されていることから、自然界に含まれるアミノ酸を効率的に摂取して自らの成長ホルモン分泌を促しながら若返りを実現していくことが望ましい」として、顧問ドクターを務めている。  2003年に報告された細野医師によるアミノ酸加工食品に関する判定試験では「H.G.H.Z MD」の有用性に加え、安全性も評価。20代~80代の女性を対象に10日間は一日3回、以降18日間は一日2回の摂取をさせ、摂取前と28日後に血清、生化学一般、IGF-1のための採血と体重測定、身体測定、体脂肪測定を行った。  その結果IGF-1上昇を認めた被験者は37%、上昇群の平均年齢は48歳、不変・低下群は44.1歳とその間に有意な差はない。また上昇群のIGF-1値は189.8→246.7と平均で56g/dlの上昇が認められた。言い換えればこれは30%近いIGF-1の上昇を示すことになる。「4割のヒトで10歳若返ることが可能です」と、細野医師は考察に加えている。  また2010年には、「プラセボを用いたアミノ酸食品の効能評価」として名古屋大学大学院との共同研究の成果を発表した。この種の試験としては初の二重盲検によるエビデンスで、もちろん現在まで他のアミノ酸製品で同様の試験結果は報告されていないことはいうまでもない。  20~60歳の成人の健康女性80人を被験対象に行われ無作為にA群、B群に分け10週間にわたり、試験品を前半5週間、プラセボ群を後半5週間(A群)、順序を逆にしたものをB群とした。考察では、試験品の摂取により体調、ストレス、肌のしっとり感、肌のハリ、化粧のり・もちについて有意に効果があることを述べている。この論文は日本美容福祉学会 第10回学術集会で発表されている。  さらに、2012年、東京医科歯科大の監修のもと、(医)盛心会 タカラクリニック 高良 毅医師が治験担当医となって「肥満改善効果」の検証試験が行われた。「H.G.H.Z MD」を摂取することで肥満が改善すかを検討している。  その結果、内臓脂肪において摂取前、摂取8週間との間で有意差が認められ(p=0.027)8週間後の平均値は摂取前に比べ4.6%低下した。血液検査では8週間後でHbA1cが有意に低下している。 次々と明らかになる有用性の一方で、「H.G.H.Z MD」はここ数年アミノ酸の処方を含めより効果と体感を実感させるためバージョンアップもはかってきた。同品のオリジナルである特殊なアミノ酸バランスと味質はそのままに、アミノ酸5種(L-グルタミン、L-アルギニン、L-リジン、L-トリプトファン、L-フェニルアラニン)、遊離アミノ酸1種(オルニチン)、レスベラトロールを新たに加え、一日1~3袋を目安としている。そして特筆すべきは、そのアミノ酸含有量で、1袋あたり8.54gと最大にして適正量を配合したことだ。類似品の中にはアミノ酸含有量を10000mgとしているものがあるが「腎臓に負担をかけるだけでなく等張性下痢を発症する恐れがあり、アミノ酸はバランスに留意することが肝心」と発売元の開発主任兼任 医療施設担当MRの佐村田氏は継承を鳴らす。  読者の先生方も院内で取り扱うアミノ酸サプリに記載されている配合内容を一度、確認されてみてはいかがだろうか?転ばぬ先のつえ!患者からクレームがきて、知らぬでは済まされない。  さて、こうしたメディカルサプリメントを院内で取扱いたいと思っても「医師、医療機関として物売りは後ろめたい!」「診療、手術で手一杯で説明している暇がない」「医療人として営業 色を出しづらい」など、サプリメントの取扱いや販売に抵抗感をもつドクターも少なくない。  そうした事情を考慮して、アウトバーンでは提携先のジルジレット社と共同で、医療機関限定の代行販売システムを構築し、スタートさせた。「サプリメント外来スターターキット9アイテム」が準備され、ジルジレット社が用意するドクター、医療施設の名刺を患者あるいは受付で手渡し、売買を待つだけ。商品説明、商品発送、代金回収、クレーム処理などすべてを代行してくれるもので、紹介手数料(20%)が毎月クリニックに入金していく。もちろん、通常の取引形態(仕入品として院内で売る)ことも可能で、上代に対する仕入原価を収めれば院内で売ることができる。  医療機関にとって代行販売は千載一遇のチャンスといえ今後、アウトバーンでは、アミノ酸サプリだけでなく数種類のオンリーワンサプリメントも発表していく予定だ。ちなみに後発の商品もすべて臨床試験を通ったものであることを断っておきたい。 本稿で紹介した製品のエビデンス、代行販売システムの概要は、きたる6月26日「JAAS認定メディカルニュートリションマスター」講習会で報告される。
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