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一般社団法人 JAAS日本アンチエイジング外科学会

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需要掘り起こしに レーザー、光治療機使い分け進む

[ 2016/5/17 ]
一昨年春、発表されたクリニック専用光治療機「Dr-LITE」の導入が続いている。開発、発売元スカンジナビアサービスでは、昨年から導入を検討する施設に対して1か月間のレンタルサービス(月額5万円)を開始したことがクリニックの導入を加速したとみる。こうした美容医療機器のレンタルは極めてめずらしい。背景には「Dr-LITE」の治療効果に自信をもつ同社ならでこその業務展開があることはいうまでもない。さらに同社では、レンタル期間中でも、クリニック側の同機を使った集患キャンペーン(ディスカウント価格での有料の施術)にあわせ、終日、同社のインストラクターが施術に立ち会う派遣業務も行っており、施設もしくはドクターから「導入を検討し購入したいが、実際の良さ、効果がわからない」あるいは「導入に際して研修を受けても医師や看護師が照射の手順、操作に迷ってしまう」もしくは「症例によってパワーや照射回数が違い、治療効果を生かせない」といった声に応えたかたちだ。すでに「Dr-LITE」導入から、日常診療でシミ、しわ、ニキビ、赤ら顔、そばかす、くすみ、たるみやひげ脱毛などの治療を行うクリニックでは患者からの評判も上々で、キャンペーンを打ちながら集患の一助とするところも少なくない。

JAASアカデミーの「看板ライブ講習」であるDr山本美容整形塾では、発表以来幾たびも「Dr-LITE」のデモ実演が実施されてきた。塾長・山本医師もまた同機を評価した後、クリニックでキャンペーンをスタートし、受診した患者から好評を得ている。 「一回の照射で広範囲の治療ができる。照射時間も短く患者さんの負担も少ない。照射直後から皮膚の引き締めやトーンアップが可能」だとその優位性を強調する。さらに患者から「レーザーのような痛みがない反面照射の使用感は充分にある。もちろん治療効果には満足している」と絶賛だ。 そしてこうした評判は、アカデミー受講の医師らに瞬く間に広がり、「Dr-LITE」を導入するクリニックが増えていく。 受講者の一人、森岡医師(栃木県佐野市 美容皮膚科TOMOKO CLINIC)では、「トラブルもなく大変評判がいい。特にクスミなどに対しては効果大で施術後に患者さんもワントーン明るくなったことがすぐわかり大変喜んでいます」と評価は高い。 また、「施術後1週間後の変化に皆さん驚いており、お化粧の載りもすごくいい」と喜ばれるようだ。同院で施術を受けるのは40代の方が多いが、若い世代も少なくない。若年層にはニキビ肌の改善に対して効果があるという。 他方、光治療は数回の反応は大変いいが、どうしてもそれ以上改善しない症状もあるケースでは、レーザー機器を用いると話す。 こうした使い分けは他のクリニックでも同じで、昨春開業した豊洲佐藤クリニックの佐藤医師も「薄いスミやくすみに対してDr-LITEで治療し、ADMなどに対してはCO2やQスイッチヤグレーザーを使います」という。また、まだまだ頻度は少ないがひげ脱毛にも一定の効果があるため、「Dr-LITE」を使うケースもある。 さらに山本美容整形塾の受講者、松本クリニックの松本医師は「軽めのリサフェーシングや手背や前腕・背部などの顔面以外の色素班にDr-LITEを使っている」として、やはり治療内容によって各機種を使い分けているようだ。 美容医療の業界ではここ数年、フォトフェイシャルマシンの有用性に対する評価は高い。皮膚の若返りいわゆるスキンレジュビネーションにとって光治療は欠かせない治療法であることは間違いない。過去多くのクリニックで美容治療の必須アイテムとして光治療機が導入され、長年稼働してきたため、光治療機の導入期にブランクが空き、クリニックからの購買需要が途絶えていたが、ここにきて、過去の導入から年数を経て、いまフォトフェイシャルマシンの買い替え需要が押し寄せている。 医療用で使うマシンでは、その出力の高さから安定性に問題を生じる時期と言われるからだ。これは安価なフォトフェイシャルマシンであればあるほど、その可能性は高い。 しかし「Dr-LITE」は、高出力ながら安全性(安定性)が高く、同社の特許技術である「定電流マルチパルス方式」を採用することで、肌表面への負担を最小限に抑えつつ、肌内部の温度を肌活性に適した照射温度にしてしかも一定時間保てる。これにより広範囲の波長の光を照射して、加齢に伴うシミ、ソバカス、にきび、あざ、肝斑、くすみなどを改善していく。 従来の他社製機種でも、1フラッシュで表皮の温度上昇を抑え皮下の深部まで照射をするものは確かにあったが、1フラッシュで出力される照射の波形(出力波形)は一定ではない。徐々にその波形の頂点は下がっていく。「Dr‐LITE」では、一定の出力を持続させ、効果を最大限に引き出せる機能をもつ。「定電流マルチパルス方式」という呼称の所以だ。 附属のハンドルには、皮膚の若返りなどに適用される波長域520n?~950?と、皮膚トラブル用の波長域410~520?の2つがあり、前者の出力は2-43J/?、後者は1-9J/?だ。共に照射面は35×10㎜で、サファイヤを採用する。ここにこそ高出力でも安定的な照射が可能な装置のこだわりがある。  また特殊フィルターも採用していることから、あらゆる角度からの有害な紫外線もカットでき、治療に有効な波長光のみを透過させることも大きな特長である。 レーザーに比べ、広い波長域で多くの皮膚トラブルに照準を合わせることができ、ダメージも少なく何よりダウンタイムも短い、という特性を生かし「Dr‐LITE」はさらに販路を広げていくはずだ。
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