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(若年)経結膜脱脂(若年)と(中高年)ハムラ変法を供覧

[ 2015/5/22 ]



 JAASアカデミーの看板ライブ講習会「山本美容整形塾」の5期目第2回「下眼瞼形成術ライブ 経結膜脱脂・経皮手術ハムラ変法2症例徹底検証」が先ごろ開催された。受講医師は今回も定員となる参加を得て、この日も手術室に設置した2台のモニターが用意され、直視組と接写の映像を供覧するグループに分かれながらライブ進行を交互に観察した。ライブ講習会では『症例の年代別』にどのようにアプローチを考えるのかという点に焦点が当てられた。下眼瞼形成は上眼瞼に比べると、系統的に学習する機会が少なく、“苦手意識”を持った医師も少なくない。しかし、その需要は高く、現場の医師であるとともに『経営者』でもある山本医師が『費やした講習会受講費を無駄にさせない』というコンセプトどおり、その術式の肝を惜しげもなく公開した。

近年、下眼瞼の手術は、『目のクマ』に代表されるように、若年層にも手術適応が拡大した。そのため、需要が広まり、美容外科医として手術する機会が多くなったことは周知の事実であろう。 
しかし、上眼瞼に比べると、系統的に学習する機会が少なく、“苦手意識”を持った先生方も少なくない。今回の講習会は、こうした現状を受け、『症例の年代別に』どのようにアプローチを考えるのかという点に焦点が当てられた。また、詳細な検証を加えながら進行して行くというのは、恒例とも言える運びであろう。 
山本美容整形塾は、回を追うごとに人気を呈しているが、今回は、初参加の先生方が過半数を占め、早期に定員締め切りとなった。




午前の部、講義を終え、ライブ会場の山本クリニックに場所を移し、ライブ供覧が始まる。
若年者向けの手術として、『経結膜脱脂術』は、是非ともマスターしたい術式であるが、経験値が高くなるほど“手術時間が短く”“容易に”行えるため、講習会での術者も、初心者が陥るピットホールの説明を省略しがちである。
今回は、局所麻酔、眼球の麻酔、結膜切開の場所、脂肪隔膜の同定に至るまで説明が加えられた。助手の希望医師を募り手術に参加するという方針は、今回も健在であった。
参加者からは『脂肪の同定法が非常に参考になった』等のコメントを頂くことが出来た。
つづくハムラの変法とも呼べる術式では、“たるみを取る”“凹みを埋める”という点を単純化して考えることが基礎となっているようだ。脂肪隔膜をオープンにせずに処理する方法は、脂肪弁の容量評価をしなくて済むことが最大の利点であるが、『解剖学的に見ても的を得ている』という共感コメントも多数いただくことが出来た。
術中では、ハムラ変法での手術のデザイン(皮切場所)、局所麻酔の使用量、剥離レイヤーに至るまで、詳細な説明を加えながらの進行であった。




この症例にも参加者から助手を募り、実際に手術に参加するという、他に類を見ないこの会の特徴も発揮されていた。また、脂肪隔膜の固定に関しては、実際に触れさせるということにより、学習効果を高めたいという山本医師の意気込みが感じられた。
毎回の事であるが、講義、昼食、手術中、いかなる時も常に参加者間の意見交換が行われ、参加している先生方が非常にリラックスし、楽しんでいるかの如く見える様子も印象的だった。
さらに懇親会は、『新メンバー』により、いつも以上の盛り上がりを見せ、『サークル的な楽しさ』を味わいつつ『交流関係を広げている』ドクター達の姿に、ますますの発展を確信できた一日であった。



(JHM126号より)

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