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全国で年間70回超の「オイスターセミナー」開催

[ 2015/5/22 ]

好評を得るシリーズOyster、今回はエビデンスレポートを少しお休みし、本稿で取り上げている数々の研究報告を生み出す渡辺オイスター研究所について、改めて読者に紹介していきた。同社は牡蠣の養殖、研究を世界の中でけん引する日本だが、とりわけその有用性について「ヒューマンヘルスケア」の視点から研究を行い、次々と新たな知見を明らかにしてきたのが、他でもない渡辺オイスター研究所である。世界かき学会(WOS)主催による国際的な学術発表の場「国際かきシンポジウム」(Key Word参照)では、今や同社の斬新で先見性のある研究報告に関心を指し示さない会員や研究者はいない。そうした有用性を解明し続けるその商品こそ、同社が開発、販売の活性型牡蠣肉エキス「ワタナベ活性型オイスター」で、その基礎、臨床における有用性、安全性のエビデンスは国内はもとより世界でも類を見ない。臨床試験などから得た研究成果は、毎年数本にも及ぶというから驚かされる。そして相次いで明らかになるエビデンスは、取り扱いチャンネルである相談系、漢方系薬局の薬剤師に「オイスターセミナー」という勉強会を通じて報告されている。講師はもちろん、研究の陣頭指揮をとる渡辺 貢代表(畜産学博士、医学博士)であることはいうまでもない。

 渡辺オイスター研究所は、創業以来一貫して、「ワタナベ活性型オイスター」の取り扱い先を相談系、漢方系薬局においてきた。未病を抱えながら、そのからだの変調や悩みを、親身になって聞きながらカウンセリングして最善の処方をしてくれる薬局の薬剤師こそが、生活者を心身ともに回復させ、快方に向かわせると信じててきたからに他ならない。 1967年、豊富な牡蠣の有用栄養成分の抽出濃縮、固形化に初めて成功し日本初の「牡蠣肉エキス」として完成させて以来、着々と業績を伸ばし2003年度には本社を置く東京都八王子から優良製造企業25社の1社に選ばれた。以来連続で、この栄誉を受け続けている。 「生命の尊厳を根本においた営みの中に、人間相互の信頼の深化と安定した存続と発展がある。そこから文化創造の道が拓かれる」 渡辺代表は、この信念から渡辺オイスター研究所の社会的使命を「人間性豊かな健康文化の創造で人々の幸せに貢献したい」とする。   そしてその拠点となるのが薬局ルートであることは先述とおりだ。もちろん決して医療を否定しているわけではない。標準医療ではすべて解決できない症状を、生活者の〟パーソナルファーマシー〝として手助けしてあげる役割を薬局はもつ。いわば薬剤師も〟補完医療〝を行う重要なスペシャリストだと考えている。  病気を治療する主流医学に対して、補完代替医学は病態メカニズムを治療していく。その方法論は前者が対症療法であるのに対して、後者は根治療法となる。相談、漢方系薬局の薬剤師の多くが、この病態メカニズムの理論と知識、そして「歪んだメカニズム」の改善、補正のためのアプローチをしているといっていい。それが漢方処方であり、オイスターであるといえよう。

 「牡蠣肉エキス単体のみに年間数本もの研究データを発表しています。新たな有用性を見つけ出すために、その病態に対するプロトコル、そして仮説を立てなければならない。その源泉はすべて薬局の現場、とりもなおさず薬剤師の先生方が日々相談を受ける生活者の声から拾い上げています」  渡辺代表が述懐するように、薬局からの情報は「宝の山」となる。そして相次いで明らかになるエビデンスは、取り扱いチャンネルである相談系、漢方系薬局の薬剤師に「オイスターセミナー」という勉強会を通じて報告されていく。その開催頻度は、北は北海道から南は九州・沖縄まで、年間およそ43回を数えるというから驚かされる。  なぜならこれだけ多くの勉強会を?という疑問に即答でかえってくる言葉は、「薬局の現場の声を反映させていただきながらオイスターの研究テーマが生まれる。だから薬局さんからの情報は宝の山なのです」 そしてもう一つ、研究を続けるにあたって重要な羅針盤があることを忘れてはならない。有名な中国明朝の時代に著された薬学本・本草網目である。網目二十三の四十六巻に、オイスターの有用性の源泉となる、牡蠣肉が収載されている。  ここに書かれている【主治】のとおり、同社では渡辺代表が陣頭指揮をとりながら、次々と現代のサイエンスからその有用性を突き止めてきた。

 最後に過去多くの研究論文を発表してきた中から、近年の主要なものを論文タイトルとして掲載したい(2014年は本稿でたびたび紹介してきたので割愛させていただく)

○ワタナベ活性型オイスターの老化による免疫能低下抑制作用

○経口糖尿病薬とワタナベ活性型オイスターの併用作用について

○高コレステロール血症を合併する糖尿病患者の脂質代謝に関する牡蠣肉抽出エキスの作用

○2型糖尿病患者における牡蠣肉抽出エキスの微量元素補給効果と抗酸化作用

○自然発症糖尿病モデルマウスKKAy/Taにおけるワタナベ活性型オイスターの糖・脂質代謝改善作用について

○2型糖尿病患者におけるカキ肉エキス含有食品の亜鉛補充効果および抗酸化効果

○再発性アフタ性口内炎患者におけるカキ肉エキス含有食品の効果

○低亜鉛食ラットにおけるうつ様行動の増加とその回復

○牡蠣含有食品投与による生殖・発生安全性試験-出生前および出生後の発生ならびに母動物の機能に関する検討-

○健康成人男性におけるワタナベ活性型オイスターの精子運動機能に与える影響

○マガキ(Crassostrea gigas)より発見された新規抗酸化物質の精製、同定、化学合成と抗酸化能に関する研究

○勤労者を対象としたカキ肉エキス含有食品のストレス、疲労、睡眠の質およびQOLに対する効果の検討

○Isolation and Characterization of a Phenolic Antioxidant from the Pacific Oyster (Crassostrea gigas)

○A Phenolic antioxidant from the Pacific oyster(Crassostrea gigas) inhibits oxidation of cultured human hepatocytes mediated by diphenyl-1-Pyrenylphosphine

○Feeding trial to evaluate usefulness of functional food materials in humans

(JHM126号より)

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