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Dr LITE、「男性ひげ脱毛」用途へ

[ 2015/1/23 ]

Dr LITE 男性ひげ脱毛に治験成果



クリニック専用光治療機「Dr LITE」の開発、発売元スカンジナビアサービスでは、男性のひげ脱毛に一定の評価がでたことを受けて、05年初頭から、フェイシャル用に加え脱毛機としても同機種の販促に力を入れる。同社では今夏から導入を検討する施設に対して、1か月間のレンタルサービス(月額5万円)を開始し、数か所のクリニックからその施術効果に評価を得ておりすでに美容クリニックを中心に導入件数が増えている。導入にはまだ至らないがレンタル期間中に同機を使った集患キャンペーン(ディスカウント価格での有料の施術)を行うクリニックも少なくない。ひげ脱毛に対する「Dr.LITE」の治療効果に充分な治験評価を受けたことで、フェイシャル+脱毛の複合機としてコストパフォーマンス性をさらに訴求できることもあり、導入クリニックは増える見込みだ。

今夏から開始したスカンジナビアサービスのレンタルサービスやレンタル中に同社のインストラクターが施術に立ち会う派遣業務は、その後の「Dr.LITE」販売につながったことは間違いない。この新業務の背景には「導入を検討し購入したいが、実際の良さ、効果がわからない」あるいは「導入に際して研修を受けても医師や看護師が照射の手順、操作に迷ってしまう」もしくは「症例によってパワーや照射回数が違い、治療効果を生かせない」といった要望があった。
同社では、主にJAASアカデミーのライブ講習会などでのデモ実演を通して、受講医師からレンタルサービスや派遣依頼を受け、こうした要望に応えていった。 
美容医療機器ではこうした業務サービスは決して行われることはない。しかしその丁寧なサービスと努力はやがて報われることになる。レンタルを実施したドクターそして医療施設から次々と本導入の決定をもらう。
導入したドクターからは加齢に伴うシミ、ソバカス、あざ、肝斑、くすみに対する症例報告もあがっており、同機エビンデスのストックヤードは日に日に埋まっているという。「Dr.LITE」を早くから推奨しクリニックでも治療メニューの一つとして採用する山本クリニック・山本 豊院長は「一回の照射で広範囲の治療ができる。照射時間も短く患者さんの負担も少ない。照射直後から皮膚の引き締めやトーンアップが可能で、患者さんからは『レーザーのような痛みがない反面照射の使用感は充分にある。もちろん治療効果には満足している』」と絶賛だ。

こうした中、先ごろ同機を使いひげ脱毛の専用カートリッジを開発し、男性のひげ脱毛に一定の評価を得たとして05年初頭から、フェイシャル用に加え脱毛機としても同機種の販促に力を入れるという。
照射4回を終わった男性のひげ脱毛症例をみてほしい(写真)。成長毛に対して同機の照射は確実にヒットしていることは、「Dr.LITE」の共同開発に関わったソウル大学病院のフォト・トリコグラムを用いた治験でも明らかだ。同じようなマシンでは1回の照射で成長毛の50%しかヒットしないものの、同機では98%の確率で照射されていることが認められている。
フェイシャル+脱毛の複合機となれば、コストパフォーマンス性がさらにアップできることもあり、導入クリニックは増えそうだ。
レーザー機器は波長域を狭くして特定のターゲットを集中的に狙うため、その分治療による患者へのダメージは強い。一度経験すると痛みからレーザー治療をやめてしまう患者も少なくない。しかし「Dr.LITE」のような光治療では広い波長域で多くの皮膚トラブルに照準を合わせることができ、ダメージも少なく何よりダウンタイムも短い。
フェイシャル同様、数回は通わなくてはならない男性のひげ脱毛も、こうしたレーザー機器での痛みは例外ではない。医療脱毛にも「Dr.LITE」の出番が増えそうだ。

「Dr‐LITE」


スカンジナビアサービスのFacial&BODY System「Dr‐LITE」は、今年春の日本上陸前に、同社の北欧本社スウエーデンで臨床知見を得ており、その結果をもって韓国ソウル大のホ・チャンフン博士が同機を使った症例を重ねてきた。
「スウエーデン、韓国での症例実績とクリニックでのテストマーケティングを終え、満を持して日本に紹介しました」と同社では話す。すでに韓国では美容皮膚科クリニックを中心に引き合いが好調で、ヒット商品の予感さえあると同社では自信をみせる。

JAASライブ講習でのデモ実演で試し打ちをしたモデル参加医師からも「フェイスの部位によって痛みは多少伴う。また深部に到達しているという感覚があり、やった感は充分ある」と漏らしていた。
同機の最大の特長は、高出力ながら安全性(安定性)が高く、同社の特許技術である「定電流マルチパルス方式」を採用することで、肌表面への負担を最小限に抑えつつ、肌内部の温度を肌活性に適した照射温度にしてしかも一定時間保てるということにある。これにより広範囲の波長の光を照射して、加齢に伴うシミ、ソバカス、あざ、肝斑、くすみなどを改善していく。 
従来の他社製機種でも、1フラッシュで表皮の温度上昇を抑え皮下の深部まで照射をするものは確かにあったが、1フラッシュで出力される照射の波形(出力波形)は一定ではない。徐々にその波形の頂点は下がっていく。
つまり「Dr‐LITE」では、一定の出力を持続させ、効果を最大限に引き出せる機能をもつ。「定電流マルチパルス方式」という呼称の所以だ。
附属のハンドルには、皮膚の若返りなどに適用される波長域530~950nmと、皮膚トラブル用の波長域410~520nmの2つがあり、前者の出力は2-43J/㎠、後者は1-9J/㎠だ。共に照射面は35×10㎜で、サファイヤを採用する。ここにこそ高出力でも安定的な照射が可能な装置のこだわりがある。また特殊フィルターも採用していることから、あらゆる角度からの有害な紫外線もカットでき、治療に有効な波長光のみを透過させることも大きな特長である。

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(JHM124号より)

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