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増え続けるドクター 美容医療市場の広き門

[ 2015/1/5 ]

開業めざす勤務医も比例して増加
しかし美容医療の開業時にハマる落とし穴も
JAASコンサルティング部門が発足,すでに2つの案件こなす成功クリニックへの「水先案内人」に



将来の超高齢少子化社会を見据えた医療提供体制の改革は待ったなしだ。急性期病院の大リストラなど、国が進める診療報酬改定により医師・看護師は受難の時代に突入していくことは当たらずとも遠からずだろう。そして医療費削減のために、病院という「箱」から、介護、療養そして在宅療養型の医療体制にシフトしていくことになる。視点をかえれば、日本の医療は「病気を治す時代」から、より「病気をつくらない、老化、介護に対応する社会」に変えていくことに他ならない。この論点については今号2面の細川医師の論説の趣旨もまた同じと言える。そして今、「美容医療」でさえ、これからの姿は抗加齢医療に向かうことは疑いもない。つまり加齢によって起こる容姿の衰えを、予防として行う医療だ。決して「アウトロー診療科目」ではないことは、美容医療で増え続ける医師の数をみても明らかである。そして、その数と比例して勤務医から開業へと移行するドクターもまた増え続けている。JAASアカデミーコンサルティング部門では、現役医師が主導しながら開業のためのプロフェッショナル集団を設け、すでに二つのケーススタディに関わり、一つ目の案件は「成功クリニック」へと導き、2例目でも開業に向けたコンサルを開始し早ければ来年早々にもOPENの運びとなる。業務上詳細は秘匿せざるを得ないが、いずれのケースも、その準備、借入、投資、集客など既存のコンサル会社では成しえない「水先案内」を行っている。いま『JAASアカデミーで美容医療のスキルを修学、習熟したクリニックは成功する』するとした呼び声が高い。そこには開業医のみならずこれから開業するドクター達もいることはいうまでもない。

昨今、医師が開業を考えた場合、一般的には、コンサルティング会社に相談することから始まる。物件の検索、借り入れ、生活費の見積もり、スタッフ教育、内装工事、各種届出など、やることは山積だ。とくに、診療行為以外には縁がなかった、いわば経営には門外漢のドクターにとっては、こうしたことは、すべてが未知の世界であることはいうまでもない。そしてここに落とし穴がある。
その開業の落とし穴とは?順を追って説明してみたい。

まずコンサルティング会社の相場は、開業支援から開業までおよそ200~300万円というものである。一見すると妥当に見えるかもしれないが、実は膨大な金額の『中間搾取』が含まれている場合も稀ではない。
時間軸で追って説明を加えよう。

先述のとおり、開業に関するコンサルティング料には、借り入れを起こす際の事業計画書の作成費などは一切含まれていない。事業計画書の作成費は、5%というのが相場であるため、仮に5000万円の借り入れを起こすとなると250万円の費用が発生することになる。
「いやいや医療人への与信は金融機関からすれば高いはず。個人で事業計画書をつくり借入をすれば問題はない」と高を括る方もいるかも知れない。しかしそうは問屋は卸さない。
親元の土地付き家屋など確たる担保があれば別だが、いまどきたとえ医師であろうが、金融機関どこを探してもやすやすと5000万円を貸してくれるところはまずない。せいぜい1000万円が関の山だろう。
自己資金があればこの1000万円でも事足りる。しかし年収1500万円~2000万円場合によっては2000万円を超える勤務医でさえ、開業を見据えて地道に蓄えを残しているケースはまれだ。
つまり、開業への第一歩であるこの金融機関の借入でまずは躓いてしまい、次に進めないことになってしまう。
次に不動産契約である。通常は、コンサルティング会社馴染みの不動産会社を連れてくることになるが、ここにもコンサルティング会社と不動産会社の間に『紹介料』なる金銭が動くこととなる。
契約が終了すれば、内装工事だが、たとえば坪60万円単価、30坪だとすると2400万円の工事費に対し、工事業者から100~200数十万円の『謝礼』が流れることはほぼ想像にかたくない。内装が完了すれば、保健所をはじめとした各種届出に対する『代行手数料』なるものが発生する。これは、明朗会計なことが多く10~20万円程度といったものであろうか。

次に、機器の購入が必要となる。ここでもメーカーとコンサルティング会社の間に『紹介手数料』なるバックマージンが存在する。美容医療機械の価格にもよるが、おおむね10%がコンサルティング会社に流れることになる。この時期になると借入金額も多く大きなお金が動くことに対する感覚のマヒが起こり、多くの医者は『開業できれば何でもよい』というような気持にさえなっているため、こうした金額は気にならなくなってしまう。
こうした『ハード』の部分が完成すると、『ソフト』ともいうべきスタッフの募集、教育が問題となってくる。ここでも、コンサルティング会社の登場となる。スタッフ募集からスタッフ教育まで何でも面倒を見てくれ、関連業者からのバックマージンでどんどん膨らんでいく。

さて、こうした準備がすべて終わると、広告宣伝を含めたPR戦略へと展開していく事となる。最近は、こうした広告費込の毎月コンサルト料というのが、一般的になりつつあり、これらに毎月100-200万円の金額が必要になる。開業してからもこうしたコンサルティング会社は笑顔いっぱいで医師からの精神的な『拠り所』になりつつ、クライアントから永続的にお金を絞り続ける“寄生虫”が、こうして生まれることになる。
広告費をつぎ込まされ、破産して行った美容外科の数は少なくない。こうしたことからも分かるように、コンサルティング業界は、開業となると少なくても500万、場合によっては1000万円の金額を稼ぐことになる。開業準備中の先生は切羽詰まっているので、思考能力は通常の50%程度となり、コンサルティング会社にとっては、まさに『カモ』である。

では、どのようなところに、適正価格で相談したらよいのであろうか?この疑問に答えるべくJAASコンサルティング部門が発足し、すでに2つの案件に関わっていることは先述のとおりだ。
業務内容は、借り入れに始まり、内装業者、機械会社への取り次ぎ、価格交渉、さらに各種届出などである。つまり、コンサルティング会社が行う業務は、すべて含まれており最初に割安なコンサルタント料のみで請け負っていくことになる。もちろんその後の「中間搾取」はあろうはずもない。さらに、そのプロフェッショナル集団を構成するのは、総合窓口に現役開業ドクターが就き、それぞれ美容医療での経験をもつ弁護士、税理士、行政書士、労務士、適正な内装業者、機械メーカー、資材・器具メーカーさらには、安価で確実な集患を約束できるネットディレクターと専門のSEO、システムエンジニアによるマーケティングのサポート体制と、まさにも『チームJAAS』としてのコンサルティング集団を形成することになる。

開業へのプロセスで必要となる前述の業務の交渉はすべて総合窓口のドクターが行い、それぞれの経費に対しては、安価でしかも質の高い会社を選別していく(通常のコンサル会社が受け取る中間搾取もなく自ずと経費はスリムになる)。
JAAS会員のドクターが安心して、法外な費用を請求されることもなく開業できるというのが最大の狙いである。開業を考える会員本位のコンサルティング部門にぜひ、ご相談あれ。
もちろん、美容医療のスキルは、JAASライブ講習そしてJAAS美容外科アカデミーが、一流の講師陣、指導医を揃え、お手伝いすることは言うまでもない。

◎開業を考える、あるいは一般診療に美容医療やアンチエイジング診療など自費部門の併設を検討するDRで、興味のある方は、JAASアカデミー公式サイトhttp://www.jaas-online.com
の案内、もしくはinfo@jaas-online.comにご質問、ご相談を。業務の受付窓口は、JAASコンサルティング部門電話03‐6222-3121まで



(JHM123号より)

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