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似て非なる「切開重瞼」「眼瞼下垂」を同時に披露

[ 2015/1/5 ]

山本塾初!の福岡ライブで
JAASアカデミー第4期DR山本美容整形塾番外編「上下眼瞼形成」一挙公開



 山本塾初の試みとして『山本塾 九州版』がさきごろ、福岡の筑紫口クリニックの講義会場、ライブスペースで開催された。会場となった同クリニックは、アカデミー副学長の中間 健医師が幹細胞・美容形成治療を行う拠点で、ライブ講習前日には、夕刻から「DR中間美容再生医療塾」で過去3回にわたり実施してきた「幹細胞療法の実際」について講義と、施設見学も行われた。そして日曜日に開催された九州初!に加え本邦初!の上下まとめての眼瞼形成術を披露した山本美容整形塾ライブには、東京開催の同塾をなかなか受講できない九州方面の医師を中心に、定員15名を上回る参加をみた。いつものとおり、術中に質疑応答が飛び交い、活発な意見交換が行われたことはいうまでもない。

今回の講習会は九州初での開催となった。今まで参加されていなかった九州の医師も地の利を生かして参加されていた。
日常診療で一番多い眼瞼の手術を上下まとめてという講習内容には、開催前より期待の声が寄せられていた。またこれに応えるべく当日は、なるべく手術をきちんと見せたいという山本講師の要望もあり、術前の講義時間は30分という異例の短さでの計画となった。
しかし、実際に講義となると質疑応答が飛び交い、活発な意見交換のなか、あっという間に1時間が消費されてしまった。




1症例目は、切開重瞼術であったが、意図的に軽度眼瞼下垂の症例が用意されていたのは、山本医師が少ない症例の中で、最大限学んでもらいたいという『切開重瞼術』と『眼瞼下垂』を同時に披露するという演出である。両術式は、似て非なるものであるが、両術式の共通点や相違点を織り交ぜながらの『術中講義』は、日常診療に大きなメリットを生み出したに違いない。また、瞼板の拳上程度のバランスのとり方には、会場から感嘆の声が上がっていた。
いつものごとく、術前のデザインから手術は各ステップを踏まえながら進められたが、デザインのコツ、何をメルクマールにするかという『一般的には公開されない』重要事項が非常に参考になっているようであった。
さらに、切開重瞼術の術中で所見によっては、術式変更が出来得るように眼瞼下垂の処置、とりわけ挙筋腱膜の処理の仕方には十分な解説が加えられていた。また、出血させずに挙筋腱膜を剥離させる方法、安易な解剖学的構造の同定法など数々の『細かい実践の集積』にも参加の関心が集まっていた。こうしたこと全てが、この会の特徴であろう。




2症例目では、アンチエイジング手術として、一般的になった眉毛下切開術とを下眼瞼のハムラの変法とも呼べる手術を同時に供覧した。
手術中は、いつものごとくピットフォールをその都度説明し、失敗しない手術方法を解説が加えられていたが、下眼瞼の眼輪筋処理の質問で、『自分でやると出血しそうなのですが』というコメントに対し、参加者を手術に参加させ、実際に触らせてしまうといういつものごとき『山本流』ともいうべき手法に参加者も驚いた様子であった。
講習中は、終始和やかな雰囲気包まれながら進行していたが、どんな小さな質問にも気軽に応える同医師の態度がそのような雰囲気をつくりあげるのだろう。
終了後の修了書授与では、まるでサークル活動のごとき和やかさが、参加者全員の胸に刻まれたのではないだろうか。
場所を九州に移しての『山本塾 福岡ライブ』は、大成功となったことは、間違えのない事実であろう。また、参加者同士が名刺交換しながら、各自の交流を深めていたが、これも主催者側にとっては至上の喜びであった。



(JHM123号より)

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