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JAASアカデミー 第4期DR山本美容整形塾 番外編・プチ鼻形成術・比較供覧Live Surgery

[ 2014/10/31 ]

プチ整形という言葉が世に出てから久しい。しかし、その術式にはとどまることがなく、常に新しい術式が生まれている。小鼻縮小のプチ手術がもてはやされたのは、10年以上前のことになるが、“埋没法”と呼ばれる方法で、糸を皮下に通過させることによって左右の鼻翼間の距離を縮めるというシンプルなものであった。しかし、この術式は『後戻り』が強く、一時的な効果しか得られないため、廃れてしまったという経緯がある。しかし、この効果が永続的なものであれば、以前のようにもてはやされることは、必至であろう。先ごろ開催されたJAASアカデミーのDR山本美容整形塾の番外編「プチ鼻形成術・比較供覧Live Surgery」で、この糸埋没で進化した鼻翼縮小術が池田 欣生(一般社団法人JAAS理事長)医師から公開された。新しい糸「PVDF縫合糸エンジェスレッド」を開発することにより、従来のナイロン糸による『後戻り』を飛躍的に減少させることに成功した。参加した14名の医師らは塾長・山本医師は、池田医師による『簡便』、『腫れない』、『長持続的』な小鼻縮小術を供覧しながら、後半の山本医師による最小切開の鼻翼縮小術も供覧して、『切らない手術』が『切る手術』にどのように迫っているかを実感していた。

傷を作らずに手術をするというのは、埋没重瞼術が世に誕生してからの現実性のある願いであるが、小鼻縮小がどの程度可能なものであるのであろうか?今回はこの点を追求するべく講習会が開催されたと言ってもいい。
埋没式小鼻縮小術というものは以前にも存在し、この術式は『後戻り』が強く、一時的な効果しか得られないため、廃れてしまったことは、記憶に新しい。しかし、池田医師が開発した新しい糸を使用し、この『後戻り』を飛躍的に減少させる術式を確立することに成功した。

今回は、同医師による『簡便』、『腫れない』、『長持続的』な小鼻縮小術を学ぶことができた。
詳細を記することは、講習会の性質上控えるが、山本医師からも『皮下の運針』と『結紮』のポイントが理にかなっているという賛同とも呼べるコメントが加えられた。ライブ手術という性質上、リアルタイムに患者さんが変わっていく様を見ることができ、参加者からは、感嘆の声が上がっていた。
また、糸の手術の適応や限界を知るうえで、従来術式の手術を理解することは非常に有意義である。
池田医師に続いて、山本医師の『切る手術』の供覧が行われた。
昨年ソウル大耳鼻咽喉科教授のJin教授に公表してもらったデザインの詳細を、山本塾長から解説してもらいながら、これを現実の患者さんに投影するという方式で行われた。小鼻手術の際に陥る術後鼻孔の変形についても、その回避法が披露されており、注目を集めていた。
山本塾の恒例とも呼べる参加型の手術には、2名の医師が指名されたが、前置きが全くなく突然の指名に、非常に困惑した様子であった。ところが、実際に講習後に感想を聞いてみると、『私が見たいところを惜しげもなく見せていただいて感動した』とのコメントをもらった。

山本医師の症例は、糸のみで効果を出すには難しい『小鼻が非常に大きい』症例であったが、Jin教授直伝のデザインが有効なようであった。また、時間的余裕があったために、アドリブでの『鼻尖軟骨縫縮術』が公開されたことも参加者にとっては、『嬉しい誤算』だったのではないだろうか?
このシリーズでは、どのような質問でも受け入れられ、即座に参加者の間から答えがかえってくるという気軽で楽しく学べる雰囲気が特徴である。今回も参加された先生方は、各々に様々なものを持ち帰る事ができたことは疑いはない。

さらに、講習会終了後の懇親会でも、いつものごとく多数の先生方が出席され、学閥も医局も関係なく、活発な意見交換がされているというのも、この会が人気である重要な要素であろう。
鼻の手術が苦手であった先生方にも、この講習会を機に『池田式小鼻縮小術』を是非診療メニューとして加えていただきたいものである。
◎山本美容整形塾および同塾マンツーマンアカデミーの日程は、JAASアカデミーhttp://www.jaas-academy.comまたはJAAS http://www.jaas-online.comを参照

(JHM117号より)

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