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血糖値降下、ウエイト減少 チョコレートで初の臨床トライアル

[ 2014/10/30 ]

糖代謝、脂質代謝専門の吉田医師のもと、スウェーデン・メソファーマ社『NOX』で明らかに
昨年、本紙で紹介したスウェーデン発:ダイエット・チョコレート『NOX』が、国内で初のクリニカルトライアル試験に挑戦、血糖値降下と体重の減少をみた。被験者は5人ではあるものの、食事制限や生活習慣などを一切変えず、間食として『NOX』を4か月間摂取しつづけた末のデータだ。治験責任者である(医)鳳鳴会 吉田醫院理事長・吉田 匡人医師は、「糖尿病に対する投薬などの治療や食事療法、運動などの生活習慣の改善と併せ、継続することに苦痛を伴わなず楽しんで間食できる『NOX』の意義は大きい」と太鼓判を押す。今後、被験者数を増やし、できればダブルブラインド試験などさらに信頼性の高い臨床試験を、『NOX』提供社ユニーク(国内総窓口)と検討していく。


 治験を実施した吉田醫院は、福岡市の中心街中央区に2002年開業後、より地域密着型の医療をめざし現在の同市南区に7年前に移転する。理事長・吉田医師の専門科目である内分泌内科ほか一般内科、消化器内科、漢方内科、ニキビ・禁煙外来さらには保険・自費診療のヒトプラセンタ療法も行う。
そして吉田医師が昼夜問わず多忙なのは、併設する有料老人ホーム「みどり館」に加え、半径16㍍の診療エリアで行う訪問診療(往診)が理由だ。老人ホームや在宅患者はもちろんその多くが高齢者であることはいうまでもない。糖尿病、高脂血症など持病を抱える人も少なくないことから、内分泌内科(糖代謝、脂質代謝)の専門診察が生かされることになる。


食事制限、生活習慣などバイヤスかけず
こうしたなか昨秋、『NOX』との出会いが生まれる。
そのきっかけはクリニックに隣接するメディカルエステサロン「fiore」(吉田MDがプロデュースし、代表には吉田 直子看護師が就く)がダイエットチョコレート『NOX』の取扱いを始めたことだという。
「糖尿病や高血圧など持病をもち、投薬しながら食事制限などを強いられる患者さんに、医療人としての責任を果たしながら、何か楽しみを与えたい」
こんな思いを抱いていた吉田医師が「血糖調整が可能なチョコレートなのに美味しい」ことに衝撃を受け、サロンとの連携で臨床トライアルを実施することになったという。被験者5人は性差問わず年齢にも幅はあるが、それぞれ既往症に対しては投薬をつづけ、食事制限や運動など治験結果を左右するバイヤスはかかっていない。
毎日、間食を『NOX』に置き換え4か月摂取してもらい、毎月1回の定期的な採血を行った。その結果、血糖値は降下し、体重の減少も3~5㎏の範囲で認めたという。
こうしたダイエットチョコそのもので、トライアル試験とはいえ国内で血糖値の低下を確認した製品は皆無といっていい。
「糖尿病に対する投薬などの治療や食事療法、運動などの生活習慣の改善と併せ、継続することに苦痛を伴わなず楽しんで間食できる『NOX』の意義は大きい」と吉田医師は太鼓判を押す。 
今後、被験者数を増やし、できればダブルブラインド試験などより信頼性の高い臨床試験を、『NOX』提供社ユニーク(国内総窓口)と検討していく。

『NOX』
昨年「夢のような革新的なチョコレート」と北欧スウェーデンはじめ欧州で呼び声の高い『NOXプレミアムオーガニックチョコレート』が日本に上陸。多くの臨床医らと研究に関わり科学的根拠に基づいて開発したのは、北欧スウェーデンにある製薬業MESO PHARMA社だ。
製品の完成に至るまで医師らとの研究プロジェクトを支えてきた同社のMadelen Domajnko薬剤師によれば「その秘訣はレシピ」にあるとして、70%有機カカオと高い抗酸化作用を有する有機栽培のスーパーフルーツ原料を使うことで〝食べないより食べた方がいい〝機能性食品としてのチョコを生み出した。
製造プロセスも、収穫されたカカオ豆や有機フルーツを丁寧に低温でゆっくりと時間をかけてつくりだす独自製法を採用していることから、『NOX』そのものの栄養価と有効性を失わない。この数年、欧米を中心に〝健康にいいチョコレート〝を売りにしたブランドは少なくない。ところがほとんどの商品で肝心のエビデンスがないか乏しく、カカオ含有量70%以上といわれるダークチョコには当てはまらない(カカオ原料の比率を下げて甘さをもたせているためミルクチョコの分類になる)。
その点、正真正銘『NOX』こそ本物のダークチョコといえる。しかも甘さも程よくあり美味しさを加味しているからありがたい。

読者の中には「所詮エステサロンで売られるチョコレート、眉唾なのでは?」と思われる方もいるかも知れない。しかしそのエビデンスは決して侮れない。Madelen女史は「このチョコは体重軽減のサポートができる」と自信をみせる。その根拠はチョコのGI値が23と55以下に分類される低GI範囲をはるかに下回るからだ(豪州シドニー大CIデータベースによる)。血糖値をコントロールしてその結果、食欲を抑えるダイエット食に充分代替できることになる。

 さらにこのチョコには驚きの抗酸化力がある。『NOX』最大の特長といっていい。抗酸化レベルを表すORAC値は『NOX』1個(4.5g)あたり9472を示す。
ORAC(活性酸素吸収能力)は、92年に米農務省と国立老化研究所の研究者らによって見出され今、抗酸化力測る測定法として最も信頼性が高いといわれ、抗酸化力チェックの公定法
といわれている。
 『NOX』は、高いORAC値をもつブルーベリーのおよそ20倍、オレンジに比べ100倍もの抗酸化物質に相当する。

 かつて米NIHの医師R.Cutlerは《体内の抗酸化物質の量は寿命と健康に正比例する》と提唱したが、まさにこのチョコレートで最大の抗酸化物質を取り込むことになるわけで〝食べないより食べた方がいい〝
というキャッチコピーに偽りはなさそうだ。
 ちなみに米農務省が推奨する一日あたりのORAC値は3000~5000であることから、このチョコ1個で推奨値を充分に満たすことになる。
 日本輸入総代理店・ユニーク(☎03-5768-7977)では、流通は販路限定として一般ルートには販売しないという。物販収益をあげたい美容エステに続き、次なるチャネルを美容クリニックに絞っていく。



(JHM122号より)

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