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美容医療業界初!の提案 光治療機「Dr LITE」 のレンタル制に続き 集患キャンペーン中に終日インストラクター派遣

[ 2014/8/22 ]

「症例によりパワーや照射法など違い、本来の治療効果を生かせない」要望に応える
月額5万円の投資でキャンペーン実施、十分な収益確保

 

119号15面 画像

今春発表されたクリニック専用光治療機「Dr LITE」の開発、発売元スカンジナビアサービスでは、導入を検討する施設に対して、1か月間のレンタルサービス(月額5万円)を開始し、数か所のクリニックからその施術効果に評価を得ている。こうした美容医療機器のレンタルは極めてめずらしい。背景には「Dr LITE」の治療効果に自信をもつ同社ならでこその業務展開がある。そしてこの5月からはさらに、業界としては画期的な提案を投げかけた。レンタル期間中でも、クリニック側の同機を使った集患キャンペーン(ディスカウント価格での有料の施術)にあわせ、終日、同社のインストラクターが施術に立ち会う派遣業務を開始した。施設もしくはドクターから「導入を検討し購入したいが、実際の良さ、効果がわからない」あるいは「導入に際して研修を受けても医師や看護師が照射の手順、操作に迷ってしまう」もしくは「症例によってパワーや照射回数が違い、治療効果を生かせない」といった声があることから、今回の派遣業務に踏み切った。同社では、JAASアカデミーのライブ講習会などでのデモ実演を通して、受講医師からレンタルサービスや派遣依頼を受けることが少なくない。今回のキャンペーンにあわせた派遣業務で、多くの美容クリニックに導入が進むはずと、スカンジナビアサービスでは手ごたえを感じているようだ。

月額5万円でレンタルをしながら、キャンペーン中の一日は発売元のインストラクターが終日、クリニックに派遣され、医師などの施術者が操作や手順などで馴れないケースに、光治療機の動作環境や出力の調整をしてくれる。しかも施設側からみればキャンペーンとはいえ、有料で患者に治療を施すことから、経営上リスクはない。もちろん美容皮膚で最も需要が見込めるシミ、シワ、赤ら顔、クスミ、毛穴の開きなどに悩む患者を、このキャンペーンで集患できることはいうまでもない。
今春発表を控え、今年1月に開催されたJAASアカデミーのDr山本美容整形塾ライブ講習会で、初めて「Dr LITE」のデモ実演が行われ、いの一番に塾長・山本医師が試験的にクリニックにレンタルする。
その後、クリニックでキャンペーンをスタートし、受診した患者から好評を得ているという。「一回の照射で広範囲の治療ができる。照射時間も短く患者さんの負担も少ない。照射直後から皮膚の引き締めやトーンアップが可能」と山本医師。
 さらに患者から「レーザーのような痛みがない反面照射の使用感は充分にある。もちろん治療効果には満足している」と絶賛だ。
美容医療の業界では、いまレーザー全盛のような錯覚さえ覚えるが、フォトフェイシャルマシンの有用性に対する評価は以前から高い。皮膚の若返りいわゆるスキンレジュビネーションにとって光治療は欠かせない治療法であることは間違いない。しかし、近年、なぜ話題性をもたなかったのか?
過去多くのクリニックで美容治療の必須アイテムとして光治療機が導入され、長年稼働してきたため、光治療機の導入期にブランクが空き、クリニックからの購買需要が途絶えたためらしい。
しかし、ここにきて、過去の導入から年数を経て、いまフォトフェイシャルマシンの買い替え需要が押し寄せている。医療用で使うマシンでは、その出力の高さから安定性に問題を生じる時期と言われるからだ。これは安価なフォトフェイシャルマシンであればあるほど、その可能性は高い。
改めていうまもないが、光にはその波長域によりそれぞれ特性がある。波長域の違いは生体の色素に対する吸収値の高低、つまり吸収されやすいか、されにくいかということに通じる。さらに肌への透過深度にも違いをもたらす。
各種レーザーはこの波長域を狭くして特定のターゲットを集中的に狙う。その分治療による患者へのダメージは強い。だから一度経験するとレーザー治療をやめてしまう人も少なくない。しかし光治療では広い波長域で多くの皮膚トラブルに照準を合わせることができ、ダメージも少なく何よりダウンタイムも短い。

「Dr‐LITE」
スカンジナビアサービスのFacial&BODY System「Dr‐LITE」は、今年春の日本上陸前に、同社の北欧本社スウエーデンで臨床知見を得ており、その結果をもって韓国ソウル大のホ・チャンフン博士が同機を使った症例を重ねてきた。
「スウエーデン、韓国での症例実績とクリニックでのテストマーケティングを終え、満を持して日本に紹介しました」と同社では話す。すでに韓国では美容皮膚科クリニックを中心に引き合いが好調で、ヒット商品の予感さえあると同社では自信をみせる。
レーザーに比べ、光治療機による痛みは少ないことは先述のとおりだが、この機種では多少の痛みは生じる。ライブ講習でのデモ実演で試し打ちをしたモデル参加医師からも「フェイスの部位によって痛みは多少伴う。また深部に到達しているという感覚があり、やった感は充分ある」と漏らしていた。
同機の最大の特長は、高出力ながら安全性(安定性)が高く、同社の特許技術である「定電流マルチパルス方式」を採用することで、肌表面への負担を最小限に抑えつつ、肌内部の温度を肌活性に適した照射温度にしてしかも一定時間保てるということである。これにより広範囲の波長の光を照射して、加齢に伴うシミ、ソバカス、にきび、あざ、肝斑、くすみなどを改善していく。従来の他社制機種でも、1フラッシュで表皮の温度上昇を抑え皮下の深部まで照射をするものは確かにあったが、1フラッシュで出力される照射の波形(出力波形)は一定ではない。徐々にその波形の頂点は下がっていく。
つまり「Dr‐LITE」では、一定の出力を持続させ、効果を最大限に引き出せる機能をもつ。「定電流マルチパルス方式」という呼称の所以だ。
附属のハンドルには、皮膚の若返りなどに適用される波長域530~950nmと、皮膚トラブル用の波長域410~520nmの2つがあり、前者の出力は2-43J/㎠、後者は1-9J/㎠だ。共に照射面は35×10㎜で、サファイヤを採用する。ここにこそ高出力でも安定的な照射が可能な装置のこだわりがある。
 また特殊フィルターも採用していることから、あらゆる角度からの有害な紫外線もカットでき、治療に有効な波長光のみを透過させることも大きな特長である。

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(JHM119号より)

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