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JAASアカデミー 第4期DR山本美容整形塾 第3回・上眼瞼形成術Live Surgery 埋没重瞼・切開重瞼・眼瞼下垂・目頭切開を一挙公開

[ 2014/8/8 ]

定員大幅超え、4割が女性の美容医に
山本医師VS柴田医師の術式による検証が

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上眼瞼形成術は、美容診療で遭遇する患者で、一番多いことは紛れもない事実だ。今回のライブ講習では、上眼瞼に関連した手術をほぼ全て一気に供覧することになった。さらに目頭切開術も、重瞼術と併用して行われる機会も多いため、これも含めてのライブ公開となる。上眼瞼手術と言えば重瞼術が真っ先に思い浮かぶのが常であったが、近年、高齢化と共に眼瞼下垂治療の需要が高まりをみせ、まさに最近のアンチエイジング美容外科の象徴的なカゴリーとしての存在である。しかし、下垂手術は、重瞼術とはミュラー筋、挙筋腱膜に対する処置が異なるため、これらは似て非なる術式といえよう。さらに重瞼術の目力アップを目的とした挙筋腱膜の前転等が一般的になった今となっては、両者を同時に題材として取り上げることは非常に意味深い。この点を、今回は柴田 真一医師を招き、塾長・山本医師との相違を検証しながら行われた。下垂に限らず、多くの眼瞼形成術では、術者による術式そのものにも差異があるため、複数術者の手術や意見を比較検証することも大事であることは疑う余地もない。今回も受講者は定員をはるかにオーバーしたものの、こうした意見交換を術者と参加者で活発に行われたことは多大な財産として、それぞれに残したはずだ。

JAASアカデミー山本美容整形塾の第4期・3回目となる今回は、埋没重瞼術、目頭切開、切開重瞼術、眼瞼下垂がライブ講習内容であった。
通例のごとく上眼瞼手術は、需要も多いため講習会も告知数日にして定員締め切りとなり、その後も参加希望者が殺到したため、塾長のはからいで急きょ、定員を4名増員することになった。
とくに今回は、参加者の4割にまで女性が増え、美容外科での女医の活躍も肌で感じられるものがあった。
午前中は、柴田医師(SSクリニック院長・皮膚外科専門)、山本医師による講義であったが、柴田医師の眼瞼下垂の分かりやすい説明が好評を呈していた。また、山本医師の“術式はシンプルに”というポリーシーも感じられる内容であった。フロアからの質問では、手術デザインに関するものまで寄せられ、これに対する細やかな説明にも参加者は満足していたようであった。
昼食をはさみ、講義会場から徒歩5分圏内の山本クリニックに場所を移し、ライブ講習となる。

まずデザインに関する説明に細やかな解説が加えられ、実演はしないミニZ形成による目頭切開のデザインまでが披露されており、実践で役立つものはどんどん検証していきたいと山本医師の考え方が強く感じられる場面でもあった。同医師は、『美容外科の80%はデザインで決まる』という考え方を持つことは、本紙でも何度かレポートしてきた。
デザインをする場合に、何を目安にすると再現性が高くデザインが出来るのかという点に重点を置きながら解説するスタイルには、多くの共感が寄せられたことはいうまでもない。これは、講習会に参加することで、各自が日常手術において、応用可能となるような配慮なのであろう。

手術中は、各工程において手術に対する考え方、コツ、注意点、他院での修正症例の問題点が話されながら進行したが、今回は眼瞼下垂の初実演が、注目されていた。眼瞼下垂手術では、柴田医師の大学方式の術式の現実的なコメントを頂いたが、挙筋前転においては、目の開き方や形状の表現に対しての山本医師の個人的な見解も披露され、手術をされる先生方の大いなる参考になったことは、疑いようのない事実であろう。
当の柴田医師が、山本医師の術式に、細かな点も含め、『目からウロコでした』とコメントしていた点が非常に興味深かった。

また、目頭切開手術では、うやむやにされがちな解剖にも言及され、靭帯や眼輪筋を出血なく供覧することにより、解剖知識に整理がついた参加者も多かったのではないだろうか。さらに、重瞼術では、埋没法と切開法に対する術式の選択や上眼窩脂肪の同定方法に始まり脂肪切除量、その意義、横走靭帯に対する考え方にまで解説が加えられ、活発な意見交換も行われていた。また、重瞼作成に対する山本医師自身の術式変更に対するコメントで、同氏の反省点にまで解説されていたことは、特筆すべきことであろう。
初参加者からは、『普段聞けないことがたくさん聞けました』といささか興奮した様子で嬉しいコメントもいただくことが出来た。

また、ライブ終了後に実施されたスカンジナビア協賛による最新IPL機種, DR LITEの実演も行われ、参加した医師が被験者として手を挙げたことは、手術のみならず、こうした最新機種に対する関心をうかがい知ることが出来た。
講習会終了後の懇親会は、さらに参加人数が増加し、ほぼ全員参加となった。いつものごとく和気あいあいとした雰囲気の中で終了することが出来たが、講習会主催者側としては、女性医師も含め、ますます仲間の輪が広がっていく様を目の当たりにしたような気分になった1日であった。

◎JAASカデミーの山本美容整形塾および同マンツーマン塾の6月以降の日程は、JAASアカデミーwww.jaas-academy.comまたはJAAS www.jaas-online.comを参照

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