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一般社団法人 JAAS日本アンチエイジング外科学会

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『美容医療の総合予備校』動き出す

[ 2014/3/18 ]
JAASアカデミー、公式サイト3月中旬UP
技術研さんの医師も紹介、需(患者)給(クリニック)結ぶプラットホームにも
「0からわかる美容整形講座」などeラーニングも配信

JAASアカデミーは、一般社団法人JAAS日本アンチエイジング外科・美容再生研究会の教育トレーニング校として正式に始動した。最先端の美容医療の手術、施術、治療テクニックを学べる日本初のドクタースクールの開校である。アカデミー学長に山本 豊医師、副学長に中間 健医師が就任し、一方で韓国Choi Woon Chul医師はじめ、国内外の現役のプロフェッショナル・ドクターを専任、非常勤講師にも迎えていく。
またアカデミーは、一般社団法人JAAS指定の教育・資格スクールとしてもその役割を担うため、引き続き、JAASの認定医ほか認定エステティシャンなどの資格取得に必要な履修講座としての性格をもつ。日本初の美容医療アカデミーとして発足したJAASアカデミーが掲げる活動趣旨は、美容外科・美容皮膚再生・美容アンチエイジング・メディカルエステの技術向上に加え、経営アカデミーも開校する運びで、いわば〝美容医療の総合予備校〝という呼び声も高い。

近年、美容外科が非常に身近になった。これは、アンチエイジングという概念が一般に認識されたからに他ならない。今までのように自分を変えるということではなく、元の自分に戻る、若いころのように、という願望を満たす、いわば復元医療とでもいうべきものである。自分を変える訳でなく、むしろ自分を取り戻すという行為は、人に自慢さえできるという状況だ。こうなると、患者は非常に積極的で、リピートする者までが出てくることになる。
このように社会ニーズは、変化しているものの、変わりがないのが旧態依然とした日本の教育システムである。まず、その根底には『医局』というものが存在する。全国すべての医局が同じシステムであるわけはないが、特に外科系の医局では『年功序列』という概念が根底をなし『先輩に逆らうとオペも教えてもらえなくなる』という状況は、いかんともしがたい。多くの医局員は、関連施設に出向となり、そこで技術を身に着け、医局に返ってくるという次第で、大学で教育を受ける部分が非常に少ない。これでは、教育効率が悪い。手術をするにあたっては、まず解剖の学習が外せない。解剖なくして手術は成り立たないからだ。
しかし、この解剖を臨床医のトレーニングに取り入れている医局は非常に稀である。解剖が理解出来れば、次に術式の学習である。多くの若い医者は、手術書を片手に来る日も来る日も『手術見学』のような手術助手をするわけである。この膨大な手術見学が終わった後に、ようやく術者としての機会が回ってくる。

しかし、各医療機関によって患者の疾患や手術内容に偏りがある事も多く、まんべんなく色々な術式を学ぼうとすると途方もない努力、時間、金銭が必要となってしまうことは、周知の事実である。

このような、現実を打破し、自分の身に着けたい技術のみをピンポイントで学習する、あるいは系統講義のような技術学習の機会には恵まれないのだろうか?現状の日本では、答えは否である。それは美容医療の世界もその現状はなんら変わらない。むしろ大学の医学教育に真のカリキュラムとして「美容医療」なるものが存在しないから、さらにたちは悪い。多くの医師がそうであるように、美容外科クリニックを転々としてみても、自分が出来る手術、得意な手術をやらされることが多く、自分の修練にはならない。しかし、収入という現実的な問題もあるために、そうやすやすとは職場も変えられない。
ここで考えられるのが、美容医療を中心的に現場で学べる『学校』のような場の提供である。今後の日本になくてはならないのはこのように手術、技術を教える『大学校』なのではないだろうか。

以上が学長・山本医師がかねてから訴えてきた持論だ。旧来の医学教育のあり方に疑義を投げかけ、そのシステムを変えていくことこそ医療社会・環境が変わっていくと提唱する。
それはとりもなおさず受診する患者にとって満足度の高い治療を受けられることは言うまでもない。そして美容医療業界がさらに成熟しマーケット拡大へと動くか動かないかは、美容医療技術の研さんと人材の育成にかかっていることは間違いない。美容医療術が国際的な競争に勝っていくためにも、こうした試みは大きなアドバンテージを生むはずだ。
JAASアカデミー開校にあたっては、まずは美容医療の初歩から中級、上級までの技術トレーニングや、アンチエイジング再生医療の知識、実技と導入講習を行う。そして歯科アンチエイジングのスキルアップ講座、実技講習や、メディカルエステや理美容の技能向上をはかるためのカリキュラムも組み込んでいく。

アカデミーの体制は、山本 豊学長、中間 健副学長のもと、専任講師、非常勤講師や海外顧問も広く配置しながら、美容医療部門では「山本美容整形塾・公開ライブ」「山本美容整形塾・マンツーマン塾」「DR中間の美容アンチエイジング再生塾」などを引き続き開校していくことになる。また、医療経営学を学ぶカリキュラムも準備しており、「美容アンチエイジング医療経営アカデミー」も今後スタートする予定だ。
アカデミーでは、美容医療の修学、技術講習に対して幅広く入校生を受け付けるために、年2回ほど「美容アンチエイジング医療 公開講座」を開催して、保険診療医や医学部を卒業した研修医などにも参加を呼び掛けていく。

3月17日に正式アップする公式サイトでは、さまざまなコンテンツを用意しながら、スクールとしての露出に加え、それぞれの「塾生からの声」やクリニックの紹介ページも設けていく。これにより良質な美容医療テクニックをもつ医師たちが美容ユーザーから正当に評価されるプラットホームとしての役割ももつことになる。

ホームページでは、ライブ講習や公開講座などさまざまな場面での記録を随時動画で放映する「0からわかる美容整形講座」も用意され、eラーニングとして自宅学習向けに配信する。
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(JHM117号より)
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