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ストレス社会の病理広がる 20年版国民生活白書で警鐘鳴らす

[ 2014/2/25 ]
相関のうつ病患者は9年間で1.7倍に



現代社会は「ストレス社会」と言われて久しい。ストレス増大はうつ病という「心の病い」の病巣を悪化させ、いじめ、家庭内暴力など現代が抱える深刻な社会病理を生み出している。最終版となった国民生活白書(平成20年版)でも、その割合は6割にのぼり、15歳〜19歳の未成年でも半数を超えるというから事態は深刻だ。さらに国際比較調査でも日本の15歳生徒の3割が「孤独感」をもち24か国の中で断トツという不名誉な結果を出している。経済的に恵まれる社会でありながら、孤独とストレスにさいなまれている子どもの姿が浮き彫りになったことは憂慮すべき社会問題といっていい。一方「身体因性」「内因性」「心因性」の3つが相互に作用し発症していくといわれるうつ病も、ストレス増大との相関から推計患者は増加傾向にあり、96年から2005年の9年間で実に1.7倍へと転じたことを報告している。また、増え続ける自殺者数や児童虐待の相談件数さらには現代病理の象徴ともなったひきこもり、いじめなど、その病根にうつ病が関わるケースは少なくない。うつ病対策は、喫緊の課題と警告する。
(以下本文はJHM117号別冊に掲載中)


(JHM117号より)
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