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新たな歴史刻む100周年総会 [JHM]

[ 2012/5/14 ]
日本美容外科学会(JSAS)5月26日‐27日・ホテルオークラ東京で開催へ

梅澤会長「一党一派に偏らず、美容医療の前進のため集い会おう」

同じ理念もつJAASも会員らに参加を呼び掛け

 日本そしてアジアの美容外科の発展をけん引し、その歴史を創り上げてきた日本美容外科学会(JSAS)の第100回総会(100th Congress of Japan Society of Aesthetic Surgery)が、きたる5月26日(土)‐27日(日)の2日間にわたり、東京ホテルオークラで開催される。

100周年を迎え記念すべき開催となった本総会を控え、「昨年3月未曾有の大震災に直面し、延期せざるを得ない状況になった。そして原発事故の影響も終息に向かう中、今年5月の開催となりました。会員の先生方には美容医療の前進のために広く知識を分かち、一党一派に偏らず、患者さまの幸福を考える総合医学をめざし集いあっていただきたい」と、会長の梅澤 文彦・十仁美容整形院長は呼びかける。

それぞれの関連団体、学会が共に学び、研さんしていくとするJSASの美容医療に対する理念は、JAAS日本アンチエイジング外科・美容再生研究会とも共通することから、先ごろ開れたLiveForumでJAAS側から梅澤会長を招聘し、100回記念の総会参加への呼びかけも行われた。

JSASの中でも重責を担っている銀座CUVO院長の久保医師(JAAS理事)が座長を務めた『美容医療Historyの再考と現代医療のマーケティング』セッションの中で梅澤会長は、100周年を迎えた日本の美容医療がこれから進むべき方向性は、細胞・遺伝子医学からのアプローチだと強調。この全く新しい学問、技術の領域に入っていかなければならない美容医療界だからこそ、多くの英知と人材そして研究が必要だと力説した。「そのためには学会の枠を超えて互いに協力しあい、美容医療という学問を発展させてもらいたい」と呼びかけた。

総会では2会場を使い、国内外の多数の演者から最新の美容医療の臨床研究の成果が報告される。眼瞼形成、鼻形成、乳房形成、フェイスリフト、脂肪吸引や数種の治療術を組み合わせた「コンビネーション美容医療術」など、見どころ、聞きどころは満載だ。日頃の治療の出来不出来を比較、検証し学びあう絶好の機会となることは間違いない。

興味深い演題では、フェイスリフトのセッションで、湘南美容外科の坂西医師が初めて「MINT LIFT」の症例報告を。また「フェイスリフトにPRPを併用してリフティングの効果と持続性を高めた」発表もノエル銀座の塩尻医師から行われる。

鼻形成術では、「鼻尖縮小の手術範囲の拡大について」、「鼻翼縮小術の術後の鼻翼基部デザイン」、「鼻中隔延長術で格好のよい鼻をつくる方法」などと、例年になく、それぞれの演者が自らのテクニックをよりOPENにする傾向がみられる。4月開催されたJAASのライブフォーラムでみられた、「今さら聞けない美容医療の基礎と手順を限りなく公開する」という趣旨にある意味近い、プログラムづくりを進めた大会学術委員会の姿勢を物語っているといえよう。

やはりJAASのライブフォーラムと足並みを揃えたかたちで、2日間ライブ放映されるのが、高須クリニック院長の高須 克弥医師の「若返り術」と、韓国Kairos Aesthetic Clinic院長のLim Jong hak医師の「Quick V Lift & PRP Rejuvenation術」だ。会場に生ライブで映し出される二人の美容整形スペシャリストのテクニックは必見といえる。

友好関係を築くJAASでは、引き続き会員含め多くの医師に対して、本総会への参加を訴えている。
100回総会が、美容医療の歴史にまた新たな一歩を刻むことを祈念して。


(JHM104号より)
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