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DR山本のオペ伝授法に“塾生”高い評価 [JHM]

[ 2011/7/15 ]


参加型OPEN SURGERYとして初の試みとなるLive講習会「DR山本の美容整形塾LiveSurgery Course6回シリーズ」(JAAS主催)の第3回目は、募集定員を超える参加を得たことからもその関心の高さが伺われた。シリーズ3回目のライブ講習会は「①腫れが少なく皮下出血を抑えるフェイスリフト(最小切開でSMAS処理、ドレーン不要)②眉毛下切開での上眼瞼リフト術+鼻唇溝ヒアルロン酸注入+下眼瞼CO2フラクショナル+頸部YAGレーザー照射」と公開したライブ内容も盛り沢山で、さらに手術助手5名を参加者から募り、SMAS上層の剥離や眉毛下切開の縫合を体感してもらうなど、他の講習などに類を見ないLive講習会となった。術後の結果には感嘆の声もあがり、簡易にして確実に効果が出るフェイスリフト、そして眉毛下切開による上眼瞼リフトアップの術式は、参加者のこれからの治療に大きな変化をもたらすことは間違いない。


山本美容整形塾に通う“塾生”からは評価が高い。過去2回の上下Rhinoplastyを実施してきたが、今回は講習の案内・告知わずか1週間足らずで定員(13名)締め切りとなった。
その内容、そして何よりも塾長・山本医師の教え方に参加者から高い評価を得ているからだ。シリーズを通じて毎回受講する医師に加え、今回は4名の初参加者(美容皮膚、眼科、産婦人科、整形外科)を迎え、熱気あふれるライブ講習会となった。

モデル2名の協力によりオペ・施術内容も5つとライブ時間を考慮して、今回は当初の解剖講義の時間を短縮、手術、レーザー等実技中心の実践講座にしたいとの山本指導医からの申し出もあり、30分弱の解剖講義の後に昼食、実技講習という講習計画が立てられた。  
解剖講義では、フェイスリフトに必要な顔面解剖が中心に講義されたが、質問や意見交換が活発に行われたために30分以上の延長となったが、参加者全員から活発な質疑が繰り返されこのライブ・シリーズに対する熱意が感じられた。

昼食をはさみ実技講習に移行となったが、昼食中も講習参加者間で活発な意見交換が行われ、まさに参加型と称した講習会にピッタリな雰囲気であった。さらに、山本講師から、手術に参加していただきたいと手術助手の要望に会場が盛り上がり、手術参加者5名が選出された。
今回は、2名の方に患者モデルとして協力を要請し、最初のモデルにはフェイスリフト、二人目には、講習参加者の間で検討を行ってから治療方針を決めていくという極めて異例な展開となった。




フェイスリフトの手術においては、切開ラインに対しての活発な議論が行われ、山本講師特有な切開ラインに参加者全員が納得したようだった。
また、麻酔方法についても痛みを伴う局麻最初は避け、比較的長期の覚醒を起こさない麻酔剤で寝かせ、そののち局麻(山本医師が考える3種混合の麻酔剤・講習会の性格上内容は控えます)によって手術にはいった。
「こうした麻酔法の対処は日帰りを容易にし、また美容医療で求められる【如何に効率的(数多くの)施術を行うか】という課題をクリアできる」(山本医師)と指摘する。
さらに、術中は、参加者全員が手術用手袋を着用し、SMAS上層での剥離を体感し、助手に選出された参加者がSMAS縫合を体感するなど、まさに本邦初の試みが次々と実現していく瞬間であった。



手術は、終始和やかな雰囲気で進められたが、術中に多岐に及ぶ質問もなされていた。術後の結果には、参加者から感嘆の声も上がり、簡易にして確実に効果が出るフェイスリフトの手術は参加者の診察治療に確実な変化をもたらしたと言えるであろう。
2人目のモデルには、眉毛下切開施行が計画されていたが、手術前に講習会参加者間で治療方法の検討会が開かれ、下眼瞼CO2フラクショナルレーザー、頬部YAGレーザートーニング、鼻唇溝ヒアルロン酸注入も追加された。




眉毛下切開のデザインに関しては、様々な意見が飛び出し、学会論文を会場に持ち込んで議論が行われるなど通常学会では見られないような光景にも遭遇した。また眉毛下切開での最重要ポイントは縫合にあるという山本講師の力説のもと参加者が縫合を体感し、手術が行われた。術後結果には、参加者全員から納得の声が聞かれた。その後レーザー治療(ARTISTIC及びKSメディカル協力)、ヒアルロン酸注入(マーベラスジャパン協力)が披露されたが、終了時には参加者全員が拍手をするなど会場が一体となった講習会であった。



山本指導医から参加者に恒例の修了認定証の授与、そして記念写真を撮り成功裏に終えた。
主催のJAAS日本アンチエイジング外科・美容再生研究会事務局からは、次回講習会が案内されたが、“次回も、また次回こそは”という手術助手の申し出が参加医師からあるなど、こうした熱気はおよそ他に類を見ない。
次回講習にはさらに新旧メンバーが数多く参加することが予想される。


【過去そして今後のシリーズ内容】

●(終了)・第1回「LiveSurgery初心者から学べるクレームをつくらない重瞼切開術+フィラー注入」

●(終了)・第2回「初心者から学べる①若年向けの下眼瞼脱脂、②高齢者向けの下眼瞼除皺術+目周辺のCO2レーザー照射LiveSurgery」

●(終了)・第3回「初心者から学べる①腫れが少なく皮下出血を抑えるフェイスリフト(最小切開でSMAS処理、ドレーン不要)②眉毛下切開での上眼瞼リフト術+鼻唇溝ヒアルロン酸注入+下眼瞼CO2フラクショナル+頸部YAGレーザー照射LiveSurgery」

●(終了)・第4回「日常診療で必要な鼻形成術をたった一日でマスター 外側に傷をつけず両側鼻腔内から執刀で効果高い鼻尖形成・鼻翼職掌・シリコン隆鼻術4症例LiveSurgery」

●9月11日(日)・第5回「豊胸術に必要な解剖学、手術手技、麻酔法まで一挙公開 修正症例から学ぶ豊胸術LiveSurgery受講者も参加で挿入バックのLayer確認・新たな剥離スペースづくり体感」

●11月・第6回(日程未定)
「美容医療機の原理と操作、その適用/美容点滴の実際」

●11月第1週か第2週の日曜〜火曜・復習を兼ねた「寄贈献体Fresh Cadaverによる美容形成解剖学実習・DR山本指導の執刀トレーニング」(中国大連・HoffenBioにて)


【山本美容整形塾スタートの背景】

「技術を身につけたいが学会に行っても症例報告ばかりで研鑽中の自分には吸収できない」、あるいは「他科から美容外科、美容医療に転向あるいは、一部の診療を取り入れたいが、自分が手術をできるようになつか?現場をみてみたい」、こんな医師は少なくないであろう。
そうした要望に応えていこうというのがこの「DR山本塾」で、一方的な指導する術者のLive公開に終わらず、術前のデザイン、術中の縫合、切開などの手技の解説、そして参加者からの細かな質問にも答えていく。

「初心者でも勉強中の医師でも、遠慮せず気後れしないで術式の初歩的な質問や相談に丁寧に答えていきたい。また、術者と参加者の術式の違いをこの場で明らかにして、建設的なディスカッションを実践の中でしていければと考えています」と山本医師。
自らも、胸部外科の専門医から美容医療の世界へ転向すべく、国内はもとより美容外科の本場ニューヨーク大形成外科に単身、修行の旅に出て、その術を磨いた。そして今でも休診日には大学の形成外科に足を運び、医局の教授などとオペを共にしながら研鑽に励む。
だからこそ、他科から転向しようという初心者であっても意欲さえあれば、門戸を広げ勉強の場を与えていきたいと、このスクールの開校に至った。蛇足だが、山本医師、修行時代に施術ノウハウは門外不出とばかり、門をたたけど門前払いをされた経験が少なくないという。辛ざんをなめたその苦労を、後継の医師にはさせたくないという動機からも今回のシリーズは実施された背景がある。だからこそ、自らの施術を惜しげもなく公開していくと、協調する。


【略歴】

(医)豊季会 山本クリニック院長 山本 豊MD,PhD/東京医大卒業後、同大大学院を経て第一外科学入局。勤務医として同大が得意とする胸部外科の専門医として臨床の経験を積む。のち、美容医療への習熟をめざし美容整形クリニックに勤務したのち、形成外科のメッカ・ニューヨーク大学形成外科に留学する。帰国後、現在の美容外科・形成外科・美容皮膚科の山本クリニックを開業する。美容整形術は専門医にも負けないスキルを身につけ、他院で手術を受けた患者の修正術(他院修正)も数多くこなす。その症例は眼瞼形成、鼻形成、フェイスリフト、一部の骨形成術、豊胸、脂肪吸引などほぼオールラウンドで、修正術で培った経験から初期クライアントに対してもクレームをつくらない美容整形をモットーとする。



(JHM100号より)
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