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特許に裏付けられた機能水「XYZ」登場 [JHM]

[ 2010/12/28 ]
小さくさせた水クラスターで臨床試験、最大酸素摂取量13.26%増加
アスリートたちの間で数々のエビデンス
医療現場での活用も期待




「水分子クラスターが小さい」——こんな謳い文句で今、健康水やダイエット水、さらには浄水器や活水器等が市場に出回っているが、その一部が行政から注意喚起の対象にされるなど、根拠の疑わしい製品も見受けられる。一方で、科学的検証を経て特許を取得し多くのエビデンスに裏付けられたものもある。理学博士の鵜澤正和氏が開発したクラスター水「XYZ(サイズ)」がそれだ。

水の分子は単独ではなくぶどうの房のように、いくつかの分子が水素結合した固まりとなって存在している。この状態を水分子クラスターと呼ぶが、大きな固まりもあれば小さなものもある。「クラスターが小さい」といのはつまり、少ない数の水分子で構成された固まりということ。

鵜澤氏はこの水クラスターを小さくする方法で、特許を取得した。ではその方法とは。特許掲載公報によると、「水の中に、遠赤外線放射率が0.9以上で、SiO₂が63%、Al₂O₃が18.7%、Fe₂O₃が15%、MnO₂が0.2%、ZnOが0.03%、CoOが1.07%の組成比率とし、これら混合材料の微粉末の粒径を1㎛〜5㎛としたセラミックを、前記水の重量に対して約20%の重量比となるように浸漬し、前記水に対して第1種アースが接続された電極を入れ、この状態で、12時間以上放置する」というもの。

これまでにもクラスターの小さい水というものは存在した。それらはいずれも電気や磁気エネルギーで水分子を振動させ、小さくする方法を取っていた。だがこの方法には問題があるという。水が人体に取り込まれた際に代謝機能を高めるには、比熱容量や熱伝導率を高めることが重要だが、従来のクラスター水ではこのような効果は全く考慮がなされていないと鵜澤氏は指摘している。
XYZはこの点をクリアした。特許公報にも記載されているが、加熱時の温度上昇率を水道水と比較測定した結果、平均約7.41℃の上昇差が確認された。これはクラスターが小さくなったため、より多くの水分子が熱源であるヒーターに接するからだとしている。

公報では次に、過酸化脂質に対する影響をやはり水道水と比較した実験で、一時間ごとにそれぞれの水を過酸化脂質に滴下し減少率を測定したが、XYZ滴下の方だけ減少していくのが示された。クラスターが小さいために脂質の細部まで浸透し、しかも遠赤外線効果による熱で脂質が溶けやすくなるものと述べられている。さらに活性酸素の減少を示す実験結果も記載されており、XYZは還元電位が低く構成されているため、その作用が活性酸素を安定化させると理由付けられている。



最後に紹介されている実験は、12名の被験者に二カ月間摂取させ各人の最大酸素摂取量を測定したものだ。
表1はその結果を示すが、平均で13.26%の増加が確認された。血液中の水分のクラスターが小さくなって、肺の中の毛細血管のすみずみまで血液が行き渡ることとなり、さらに遠赤外線効果で代謝機能が増大したことによるものと結論付けられている。

これに関しては、鵜澤氏自らが多くのエビデンスで証明している。2001年の福岡水泳大会で氏は、アスリートたちの水を担当した。その結果、本大会は20もの日本新記録を生み出すこととなった。その実績が買われアテネ五輪では北島、室伏も担当し金に導いた。これらアスリートたちの記録更新の実績は枚挙にいとまがない。

鵜澤氏は言う。「血液の95%は水。だからクラスターの小さい水を飲めば、血液は体中の毛細血管の隅々まで酸素を運ぶことができる。当然、体の各部位を制御・調整している脳にも届き、その結果、人は病気にはならない」。実際に医療現場においても、すでに透析などでその効力を発揮しているという。前述した通り、過酸化脂質を減少させる作用もあり、今後ますます医療現場での活用が期待できそうだ。

また、アンチエイジング診療で多用されるIVC高濃度ビタミンC点滴療法に、この機能水「XYZ」を加えより体感をあげる治療に医療機関と共同で試験を行う。
さらには人体の代謝機能を高めることから、美容効果も注目されている。たとえば汗が出やすくなり、汗腺に詰まった老廃物を排出してくれる。また多くのユーザーが声を寄せている便秘の解消、など。

XYZは500mlのペットボトルサイズで、パッケージはブルーとピンクの二種(中身は同じ)。使用されている水はすべて黒部渓谷の伏流水。
開発・発売元のグローブサイエンスでは、今後も医療機関へ、さらにはエステやカイロプラティックといった方面へも販路を拡げていく方針だ。
本稿で取りあげた「XYZ」の研究、臨床結果、医療などのへの応用については、2011年2月13日(日)に開催する講習会で詳しく明らかになる。お問い合わせは本紙編集部・電話03‐6222‐3121まで。


(JHM97号より)
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