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免疫活性成分 D-fractionが改めて話題に [JHM]

[ 2010/11/29 ]
第二回国際統合医療ワークショップで

「第二回 国際統合医療ワークショップ」が開催され、D-fractionの有用性が改めて注目された。

その中でまず、舞茸に含まれる免疫活性成分D-fractionの商品化に成功した米国マッシュルームウィズダム社白田正樹代表の挨拶とともに、統合医療実践医師達による症例報告が順々に発表された。
まず始めに、たにまちクリニック院長鈴木昌秀MDが発表。モニタリングは50代男性で末期肺がん患者に対して抗がん剤副作用がひどかったため、D-fractionとサプリメントの組み合わせと高用量ビタミン点滴をメインとしてがん治療を行なった。この患者は冬に余命3ヶ月といわれていたが、桜の季節を迎え十分に延命するとともに家族と潮干貝が体力とQOLが著しく向上し精神的にも安定していた。

続いて、がんに対し「いきプライマリケア(ゆりかごから墓場まで)を前提に「生きがい療法」を推進する柴田病院院長・倉敷光クリニック顧問の柴田高志MDが発表。食道がんの50代男性患者に対し、D-fractionと高濃度VC点滴療法を行なった。その結果、手術前検査において原発巣のがん細胞消失やリンパ節転移も消失していた。また別のモニタリングで、悪性リンパ腫発症、頚部リンパ腫Stage1Aの72歳の女性に対しても同様の治療に加え温熱療法(インディバ)も行なった。その患者は治療を開始するまでは化学療法他種々治療を試みてはいたが、再発を繰り返していた。しかし、統合医療により再度化学療法を再開した際に抗がん剤の副作用が少なくなり、食欲も増しWBC数の回復も早くなるといった好結果となった。

最後に、消化器病学会専門医でがん治療を中心に一般内科の診療と一般内科の診療と統合医療を行なって定評がある九段クリニック院長秋山真一郎MD発表。一般的には治療法がないとさえる進行肝臓がん(ⅢA)の症例に対し樹状細胞癌ワクチンと活性化リンパ球療法に高濃度ビタミンCとD-fractionを加えた療法を行なった。樹状細胞癌ワクチンは一人ひとり異なるがんの目印を免疫の司令塔である樹状細胞に取り込ませて、リンパ球を教育し、がん細胞攻撃するキラーT細胞を多く産出させるといういわばテーラーメイド治療。それに加え、海外では一般的になっている高濃度ビタミンC療法と併用すると高い相乗効果が期待できるD-fractionの組み合わせで試みた結果、わずか一ヶ月で著しい改善がみられた。

アニーアップルシードプロジェクト代表で米国がん患者統合医療提唱者のアン・E・フォンファさんが、自身も何度も再発を繰り返して全身18ヶ所に転移したがD-fractionを試みて、最終的に80%以上の縮小がみられことで統合医療の成果を体験している。フォンファさんは、がんには幾つもの治療法があるが代替医療は必ず効果があると示唆した。


(JHM96号より)
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