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第8回 酸化ストレス・抗酸化セミナー開催 ウイスマー

[ 2010/2/25 ]
フリーラジカルの基礎とd-ROMs・BAPテストの臨床的必要性について
新しい測定法の発表も



毎回満席のウィスマーのセミナー


FRASのサプライヤー、ウイスマー主催の第8回目の「酸化ストレス・抗酸化セミナー」が開催される。

今回2度目の来日となる本システムの開発者カラテッリ氏による新しい測定法「Anti-ROMテスト」「NO Plasma」等の測定原理と意義が発表され、8度目の来日となるイオリオ教授、そして日本から、フリーラジカル研究で世界的に高名な大阪市立大学の井上正康教授の特別講演が予定されている。

主なプログラムを紹介すると、新しい測定法としてのFREEの講演が目に付く。

近畿大学医学部・竹森 久美子助教授は、脳卒中自然発症モデルのラットに対し短期間のAT1、ARBの投与を行った結果を報告する。この講演では、組織中酸化ストレスの測定「d-ROMs Tissues」についても検討している。

これは、血液中ではなく、組織中のヒドロペルオキシドの厳密な測定として、他の講演にはない特徴的なもので、組織と血液の酸化状態がどのような関係にあるのか、興味深い。

一方で、川崎医療福祉大学・望月 精一教授は、従来のNO測定方法の一部とその臨床的な意義を紹介し、それらと比較した、FREEによる簡便な血中のNO測定の可能性について報告する。

研究ばかりではなく、臨床の現場からは、昭和大学・土肥 謙二講師は、以前から継続して行っている、救急領域における酸化ストレスモニタリングについて講演、婦人科では、一般診療において酸化ストレスを測定する意義について、陳瑞東クリニック・陳 瑞東院長が講演する。

また、生活習慣病関連では、昨年より循環器ドックにd-ROMs・BAPを採用し、既に2000症例を超える三井記念病院総合健診センターの山門 實センター長が、生活習慣病と酸化ストレスについて報告し、NTT西日本高松診療所 予防医療センター・福井 敏樹所長も、生活習慣病における酸化ストレス測定の意義を解説する。

また、関西福祉科学大学・倉恒 弘彦教授は、酸化ストレスと病的疲労、生理的疲労との関連を紹介し、都市環境と森林環境における回復の違いについて紹介する。

アンチエイジングや代替医療の分野では、赤坂AAクリニック・森 吉臣院長は、血液クレンジング療法が生体に与える効果と、この治療が生体の酸化ストレス・抗酸化力の変化について検討したので報告する。

前回のセミナーで、FRASによって微小ながんが発見されたことを報告した、日本薬科大学永田 ・勝太郎教授は、その症例の後日談として、早期に発見できた肺癌が、抗酸化治療によって消失した結果を報告する。

はるみクリニック・中山 晴美院長は、FRAS同様ウイスマーが供給を行っている、疼痛治療器Protolightの酸化ストレスに与える影響とRedox Analyserの有用性について解説する。

近年、注目を集めているビタミンC について、日本薬科大学・高橋 由里講師から、一般用医薬品(OTC)として市販されている各種のアスコルビン酸製剤および医療用医薬品製剤の抗酸化力についてFREEを用いて比較検討を行った結果が報告される。

会場:東京都千代田区丸の内2-4-1東京 丸ビル7階 丸ビルホール、日時:4月25日(日)13 : 00〜18 : 00、参加費:一般 10,000円ユーザー 5,000円※通訳付、懇親会付(18 : 00〜19 : 30)、定員:200名(定員になり次第締め切らせて頂きます)、問合せ:(03‐5802‐7333まで。



(JHM91号より)
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