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巧みな製剤化で機能性が際立つ「シルクフィブロイン」 [JHM]

[ 2009/11/30 ]


774名という大規模な臨床試験を行っている健康食品として知られている、ドクターセラムの「シルクフィブロイン」シルク由来の機能性タンパク質だ。東京農大のタンパク質研究の成果から生まれた、抗メタボリックシンドローム食品だ。

臨床試験では、血糖値やHbA1c、コレステロールや中性脂肪といった生活習慣病関連の数値が軒並み改善している。774名という被験者数からも分かるとおり、有意差のある結果として、改善が示されており、その機能性は医療で活用するにふさわしいものだ。

こうした機能性は、「シルクフィブロイン」が優れた機能性を持つ素材だからに他ならないが、その機能性を阻害しない製剤化の工夫も見逃せない点だ。

「シルクフィブロイン」の剤形は、レトルトの個食包装のジェルという、健康食品としては珍しい剤形となっている。実は健康商品のみならず、このサイズでレトルトパウチというのは、少なくとも国内では、この商品しか存在していない。似たような包装形態はあるが、レトルトパウチにはなっていないのだ。

では、なぜレトルトパウチにこだわったのか?それは防腐剤を添加しないためだ。

健康食品の剤形には、錠剤やカプセル、顆粒、液体など様々な形態があり、それぞれ一長一短があるが、製剤化するためには、賦形剤や結合剤、防腐剤など、様々な添加物が加えられている。こうした添加物は、少ない方が良いことは、想像に難くない。

一方で、防腐剤が必要ない代わりに、レトルト食品では、加熱加圧殺菌が行われる。通常121℃で3分間の加熱でボツリヌス菌が殺菌できることから、同程度の加熱滅菌が行われている。

一般的にタンパク質は熱に弱いというイメージがあるが、「シルクフィブロイン」は、熱に強いタンパク質で、130℃30分の加熱にも耐え、性状が変化しない。

抽出段階で液体となっているシルクフィブロインを、乾燥させ錠剤や顆粒に加工することも出来なくはないが、液剤やゲルの方が、摂取や吸収の点で優れている。一方で液剤やゲルでは、味の調整、携帯や保存、流通の不便さ、腐敗のリスクなどがある。それらを総合して考慮し、最も機能性を減じない包装形態として、レトルトパウチの個食包装という唯一無二の製品となっている。

こうした様々な工夫とノウハウを積み上げて製品化されている「シルクフィブロイン」だからこそ、774名という被験者の規模の臨床試験に耐え、有意差のある結果を導き出しているといえる。




(JHM88号より)
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