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臨床アンチエイジングのパイオニアの一人 伊藤 壱裕先生を偲ぶ [JHM]

[ 2009/11/11 ]
αリポ酸の臨床応用やオゾンクレンジング療法など功績称える


故・伊藤 壱裕先生を偲ぶ

21世紀の社会的基盤を構成するヘルスケア産業と新たな医療の仕組み。この分野を担う全ての関連産業と医療従事者にとって、責任の重さはさらに増すことになる。とりわけ「臨床抗老化医療」や「補完代替医療」などの予防医療に重点をおく新たな医療の潮流は無視できない。だからこそ、それと対応した診療体系と新たな医療技術が求められてくる。一方、こうした医療と健康・美容・診断評価技術がより密接な関わりをもつこともまた、明らかである。本稿では医療・健康・美容分野のオピニオンリーダー達に、これからのあるべき姿を論じていただいている。提言39回目は、JSCAM日本臨床抗老化医学会理事長(A4Mジャパン会長)に、故・伊藤 一裕先生への追悼文をいただく。



日本臨床抗老化医学会理事長(A4M学術顧問)
松山 淳MD


わが同志、安らかに

伊藤壱裕先生は、日本の臨床アンチエイジング医学のパイオニアの一人である。  
彼はおよそ10年前より我々の仲間として臨床アンチエイジング医療の実践、普及に尽力されてきた。彼は国内での講演や研究活動を、JSCAMを中心に様々な学会においても活発に発表や講演活動を行っていた。
国内のみならず、米国アンチエイジング医学会(A4M)認定専門医として、各国の国際学会のひのき舞台で華々しく発表もされていた。

まさに日本の臨床アンチエイジングのスターであった。ラスベガスでの学術発表やパーティでのタキシード姿…華やかな姿が今でも思い浮かぶ。
私の医院に来て自宅の愛犬と戯れていた時の優しい顔も思い出深い。
そして後輩医師の育成にも尽力され、国内外の研修会の講師を務められ、多くの優秀な臨床抗老化専門医を育成され、数少ない日本人試験委員としてA4Mの英語による専門医口頭試問をも担当していただいた。


彼の功績の中でもアルファリポ酸の研究や今や一般の人も知る用語となったオゾンクレンジング療法の第一人者としても大きな成果を挙げつつあった。オゾン療法研究会も出来、アンチエイジング医療も市民権を得、まさにこれからという所での急逝は惜しまれる。


遺志を継ぎ、さらなるアンチエイジング医療の確立と実践をめざしたい

オゾンクレンジング医療は応用治療医学の側面も有し、まさに古くて新しい医療、第2世代の統合医療としてのアンチエイジング医療であった。
我々は彼の意思を次いで、新しい時代の新しい医学である臨床抗老化医学をさらに発展させ、より幅広い統合医療としてのアンチエイジング医療の確立と実践、特に応用治療医学としてのアンチエイジング医療の側面も探究していかねばならないであろう。
我がアンチエイジング医療のよき友、同志、伊藤君!
どうか安らかに眠ってください。合掌。
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