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インディバ第2回統合医療研究会を開催 [JHM]

[ 2009/10/1 ]
高濃度ビタミンCとインディバの併用効果テーマに



インディバ・ジャパンは先日、「インディバCRet System」のがんなどの疾病に対する可能性を検討する統合医療CRet研究会の第2回目をインディバ・ジャパン本社内セミナールームで開催し、ユーザーや購入希望のクリニック関係者約30名が参加、熱のこもった意見交換が行われた。

先述の国際統合医療ワークショップは、海外演者を招いたワークショップだが、こちらは国内の最先端とも言うべき内容で、実際に統合医療を行っているものであれば、その内容は、翌日からでも導入できるものだ。

今回の主テーマは「高濃度ビタミンC点滴療法と『インディバCRet System』の併用効果」で、インディバ・ジャパン医療顧問の赤坂AAクリニック院長、森吉臣MDが講演した。

ビタミンC点滴と温熱療法は、良く組み合わされるが、インディバを温熱療法として組み合わせる点が、赤坂AAクリニックの新しいところだ。
同クリニックで行われているマイルド加温(局部温度を39℃程度まで上げる療法)と高温加温(42℃程度)での「インディバCRet System」の併用における抗がん効果について、詳細な臨床例の報告があり、マイルド加温では「ビタミンCの効果を増強」、「キラーT細胞、NK細胞などリンパ球の増加」「がん細胞の抑制効果」「化学療法の効果増強」などのメリットがあることを述べた。

高温加温については、直接のがん細胞死滅効果があり、医療機器にも決して劣らないか、それ以上の効果が期待できることが報告された。
研究会の後半では実際のがん患者に、どのように使っているのかを赤坂AAクリニックの永沢幸子氏がデモンストレーションで紹介。乳がん患者の場合は、「インディバCRet System」を患部と思われる部位に3〜5分当て、深部の腫瘍に相当する部位に痛みを感じるたら、その場所からいったんわずかに移動して周辺を加温し、また戻って患部が痛みを感じるまで加温。患者が苦痛にならない程度に患部の加温を繰り返すと説明した。

大腸がんでも同様に加温するが、腫瘍の大きさ、深さなどで加温の仕方が違い、患者の感じ方なども症例ごとに異なるので、個々の患者に適した効率の良い施療プランを立てることが大切と強調した。

研究会は、「インディバCRet System」が統合医療の現場で、既存治療の補完目的で長年使用されてきていることから、医療にどのようなかたちで寄与できるのかを意見交換する場として、今後も新たな使用法、実例などの発表を交え開催する予定だ。



(JHM87号より)
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