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医学雑誌に口内炎のエビデンス掲載 渡辺オイスター研究所 [JHM]

[ 2009/9/24 ]
全症例で口内炎の寛解を促進


歯科や口腔外科での治療において、見過ごすことの出来ない疾患の一つである口内炎。その口内炎に対して、医薬品ではなく、サプリメントによって改善を試みる臨床試験が行われている。その結果は本紙83号でも報告しているが、今回、その臨床研究が学術誌『Progress in Medicine Vol.29 No.3』に掲載されたので、改めて、その概要を報告する。

口内炎というと、軽視されがちの疾患だが、頻発する場合や痛みが激しい場合には、摂食や会話などの日常生活が妨げられ、QOLの著しい低下を招く。一般的に口内炎と呼ばれるものの多くは、再発性アフタ性口内炎(RAS)で、口腔粘膜疾患では最も多く見られる炎症性疾患である。
症状が強い場合には抗菌薬や消炎鎮痛薬、ステロイドなどが適用となるが、いずれも対処療法である。RASの原因は不明であるが、その発症は様々な要因によって助長されるのだという。免疫の異常やホルモンの状況、食物過敏症や薬物、喫煙や感染などによる口腔内環境の劣化、ストレスや栄養不良などがその主な誘因となっているのだという。
RASにおいての栄養学的な観点では、ビタミンB12やその他のB群、葉酸、鉄などの造血関与成分、および亜鉛の欠乏が注目され、これらの補充による臨床試験が数多く行われてきた。その結果、造血関与成分については明らかな効果が確認されていないが、硫酸亜鉛の内服の有用性を示す成績はいくつも報告されているという。
健常人においても、平均的な栄養摂取状態であれば、ビタミンB群と比較して、亜鉛や鉄などのミネラルの方が、欠乏状態にある。その欠乏傾向にある栄養素を補給することは、RAS治療のアプローチとしても、理にかなっている。

そこで亜鉛を豊富に含む天然素材であるカキから栄養成分を抽出したサプリメント『ワタナベ活性型オイスター』のRAS症状改善効果を検討してみたのが、Progress in Medicine Vol.29 No.3に掲載された「再発性アフタ性口内炎患者におけるカキ肉エキス含有食品の効果」として掲載された本研究である。
本紙では、これまでも2型糖尿病患者の亜鉛欠乏状態の改善や、8‐OHdGの改善など、『ワタナベ活性型オイスター』の臨床試験結果を掲載してきた。本紙がこのサプリメントに注目している点は、ミネラルなどの機能性成分の生体内利用率に対してである。
一般に無機ミネラルは生体内利用率が低く、摂取効率が悪い。そのためサプリメントでは、キレートミネラルが長く使われてきた。さらに近年ではミネラル酵母のように、生物などに一度代謝されたミネラルが、吸収効率が良いことが知られている。
そうした意味では、カキに代謝されたミネラルは、生体内利用率が高いことがいえる。また、『ワタナベ活性型オイスター』は、カキの身を崩さず、熱水とアルコールによって抽出したもので、有害ミネラルなどは、カキの身に閉じ込められ、有用なアミノ酸やミネラルのみがバランスよく抽出されていることも、見逃せないポイントだ。




(JHM87号より)
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