「うつ」は食べ物が原因だった！
溝口　徹著




本紙読者であれば、おそらく知らぬものはいないであろう溝口MD。新宿溝口クリニックの院長である。溝口MDの実践する分子整合栄養療法（本書ではオーソモレキュラー療法）の日本での第一人者と言って良いだろう。
当初より溝口MDは、現代医療で根治しない様々な不定愁訴に対応してきたが、近年ではうつやパニック障害、統合失調症など、心の病気への対応に追われている。
本書はその集大成とも言うべきもので、栄養と精神疾患の関連がこれでもかと書き綴られている。特に重要な低血糖・鉄欠乏・亜鉛欠乏・ビタミンB群欠乏・タンパク質欠乏には重点が置かれているが、その他の栄養素についても、かなりの情報が網羅されている。
青春出版社：本体価格770円




（JHM87号より）