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ヒアルロン酸注入に強い味方 「痛くない、腫れない注射針」 [JHM]

[ 2009/9/3 ]


美容医療で今、静かなブームを呼んでいるのが「痛くない、腫れない注射針」、エンジェニードル(Angeneedle:天使のようにやさしい針)と名づけられた世界一細い注射針である。04年に日本で開発されたものの発売されず、海を渡りアメリカで07年FDAの許可をとり、再び日本へと個人輸入のかたちで逆上陸されるというおもしろい経緯をたどった。そして今年、厚労省が認めた審査登録機関による第三者認証により審査をパスして正式に医療ルートで取り扱われるようになる。この極細針の開発に深く関り、その後の承認、販売を美容外科のスペシャリストとしてサポートしてきたのが、銀座いけだクリニック院長の池田 欣生ドクターである。眼瞼形成術では、日本のみならず韓国などアジアでもその技術に定評がある同医師が、スキルアップの中で見出したのがこの「痛くない針」の必要性だった。たとえ穿針だけの施術とは言っても、患者は医師の想像以上に痛みや腫れ、内出血などに敏感だとして、〃極細なのに内径は太い〃というこの注射針でヒアルロン酸注入をすでに実践し、今まで恐怖心から美容整形の敷居をくぐらなかった〃ビギナー患者〃も同院に押し寄せている。



「エンジェニードル」で美容医療への潜在需要掘り起こしが




「美容整形術は、医師の技術に係わるところが大きい。でも患者さんの痛みに対してデリケートな診療術をこなしてこそ、はじめて医師の評価が決まるのだと思います」(池田MD)
患者の来院の動機はもちろん病気ではない。美容医療という特殊な治療だからこそ、安心感と満足度をできるだけ患者に提供しなければならない。だからこそ、痛みに対するケアはその大きな要因となるのだという。

そんな池田MDが美容整形のスキルを磨くなかで見出したのが「痛くない針」の必要性だった。もともと眼瞼形成で切開術のスペシャリストとして、多くの著名人を診てきた中で美容整形に対する考え方に変化があらわれていく。
整形美容へのコアな需要だけでなく、幅広く多くの人に美容医療への門戸を広げて、受診してもらいたいとの思いが強くなる。
「患者は医師の想像以上に痛みや腫れ、内出血などに敏感」であることを痛感するようになったという。
そして「痛くない、腫れない注射針」、エンジェニードル(Angeneedle:天使のようにやさしい針)の開発に力を注ぐことになる。
04年に日本で開発され医療用注射針及び製造方法で特許取得(特許番号3310270)、05年には外径を細くしつつ内径は太くした針の開発に成功。一方日本では発売されないまま、アメリカで07年FDAの許可をとり、日本へと個人輸入のかたちで逆上陸される。そして今年、厚労省が認めた審査登録機関による第三者認証により審査をパスして正式に医療ルートで取り扱われるようになった。




極細の針は33Gで内径が太いためヒアルロン酸用に使えるもので、国内では現在最も細い注射針である(米国製の30Gが認可取り消しとなったため27Gが一番細かった)。

製造には、職人が顕微鏡を使いながら一本、一本手作業でつくることから、通常の注射針が数十円に比べて800円とかなりの割高になるが、「一度痛みを感じた患者さんがこの注射針で施術をすれば、もう他のクリニックには行けなくなるでしょう」と池田院長。

銀座いけだクリニックでは、今年にはいり池田院長はじめ、同院の久保田MDも学会でこの「痛くない、腫れない注射針」を使った症例を報告し、注目を集めた。


10月18日(日)DR池田のTraining Course開校

本紙JHMでは、きたる10月18日(日)「DR池田の上達できるプチ整形術マスターコース〜痛くないヒアルロン酸注入と三次元デザインテクニック・レッスン」と題して、
この注射針を使ったコーチングセミナーを開催する。医師に加え歯科医にも参加対象を広げ、池田MDのフィラー注入のテクニックをあますところなく公開してもらう。参加者には、池田MDから入門修了証が発行されることになっている。
また参加者には、注射針を特別価格で供給してもらう特典を設けている。





(JHM87号より)
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