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ViViMind ガングリオシド [JHM]

[ 2009/8/10 ]
ViViMind

米国FDAでアルツハイマー型痴呆症の医薬品として、フェーズ2の臨床試験まで行い、現在はカナダで、ブレインサプリメントとして発売され、急速にシェアを拡大している製品がある。
『ViViMind』という商品で、ホモタウリンを主成分に、βアミロイドの阻害や海馬の増大などの効果があるのだという。
近々、日本にも上陸すると見られており、その動向に期待がかかる。詳細は、追って本紙面で改めて報告したいと思う。

ガングリオシド

一方で日本で長らく医薬品目的で研究されてきた素材が、ガングリオシドだ。糖脂質の一種で糖鎖とも呼ばれ、100種類以上が知られている。そのうちのGM1、GD1a、GD1bなどは、脳のニューロンの細胞膜上に多く存在することが知られており、加齢と共にシナプスの膜状から減少することが知られている。この減少は、アセチルコリンの減少と相関があるとも言われている。
Invitroでは神経細胞のシナプスの成長促進作用が確認されており、脳損傷や脳虚血障害、パーキンソン病、神経障害などへの医薬品として日本でも長く研究が行なわれてきた。
化学合成ができないために、医薬品として開発できない。これまで、豚の脳由来のものが主流であったが、ミルク由来(供給元:YS-11)やキクイモ由来(DNAバンク・リテイル)のガングリオシドも出回り始めている。



(JHM86号より)
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