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EDTAキレーションのミネラル補給 [JHM]

[ 2009/6/30 ]
高濃度ビタミンC

EDTAキレーションに加え、高濃度ビタミンC点滴の普及で、点滴によるアンチエイジングは急速に拡大した。EDTAキレーションと同様に、高濃度ビタミンC点滴においても、それを支援する補助的なケアがいくつかある。
沖縄アンチエイジングフォーラムでも、点滴療法は講演のメインテーマとなる。がん治療では、本紙2面に掲載されているような、ビタミンB群の点滴やサプリに加え、日本では温熱療法や養子免疫療法、がんワクチン療法や血液クレンジングなどが組み合わされる。
加えて忘れてはならないのが、経口のビタミンC摂取だ。点滴で大量のビタミンCを入れる前に、体のビタミンC欠乏状態をある程度解消するのが目的だ。
ビタミンCは体内の半減期が短く、すぐに排泄されてしまうため、こまめな摂取が必要となるが、体内の滞留時間を長くするための修飾をされたビタミンCサプリメントもある。
アールエヌジェイの扱う『エクセルC』は、血中濃度を通常のビタミンCよりも長く保つことが、ヒトによって確認されている、数少ないサプリメントだ。米国でのビタミンCサプリメントの主流ともいえる。

平良MDが検証したプラセンタ


今回の沖縄アンチエイジングフォーラムでの講師の一人、ハートフルクリニックの平良茂MDが、機能を検証したプラセンタが、サーンの『プラセンタ・プロ』だ。
通常のブタ・プラセンタではなく、アミノ酸量の豊富なウマ・プラセンタを使用している、稀有なプラセンタだ。
ハートフルクリニックでの検証では、1日1本(35ml:内プラセンタ原液30,000mg)を摂取してもらうのみで、その他の条件は一切無く、5名の女性を対象に行われている。期間は10日間。
検証を行った平良MDは、「(今回は少人数のため)統計学的に指摘はできないものの、GOT、GPTの低下傾向をつかめた。(中略)治験者全員が、飲酒後の早期回復を体感していることと、GOT、GPTの低下傾向は肝機能の改善の上で相関する可能性を秘めている。」と、コメントしている。
5名を対象(内一人はドロップアウト)で10日間という試験で、一定の傾向が見出せるということは、『プラセンタ・プロ』の体感が優れていることの、裏づけになるのではないだろうか。

EDTAキレーションのミネラル補給

EDTAキレーションにおいて、必須ミネラルの補給は最重要課題だ。血中の余剰カルシウムを排泄することで、動脈硬化を抑制する(+抗酸化能)キレーションでは、カルシウム以外の必須ミネラルも、体外に排泄されてしまう。
通常、高含有のマルチビタミンミネラルが、併用されるが、ミネラルをより効率的に摂取するには、渡辺オイスター研究所の『ワタナベ活性型オイスター』というサプリメントがある。
通常、ミネラルの吸収効率は悪く、米国ではキレートミネラルや酵母ミネラルを活用することで、吸収効率を上げている。このように植物や動物に代謝されたミネラルは、吸収効率が無機ミネラルに比較して格段に高い。
『ワタナベ活性型オイスター』は、天然カキのバランスそのままに、吸収しやすいミネラルを大量に摂取することができるサプリメントであり、抗酸化能や糖尿病などに対しての豊富なエビデンスを備えている、医療・薬局領域のみの流通による、プロフェッショナルサプリだ。

沖縄アンチエイジングフォーラムと関連でアンチエイジング医療の動向をまとめてみた。こうしたところも、ぜひ、講演者との質疑応答を通じて、情報収集していただきたい。





(JHM85号より)
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