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自家脂肪由来の幹細胞培養・供給体制整う [JHM]

[ 2009/3/24 ]
降り立ったソウル・仁川空港に出迎えたのは、名門ソウル大の李先生。同大・獣医学・公衆保健学の教授である。米国メディアや日本のTVでも紹介された、「クローン犬」を生み出す細胞バンク(ソウル郊外の工場)の統括責任者でもある。
「無尽蔵にクローン犬を作り出す目的で、このバンクが出来たわけではありません。がんの臭いを判別できるマリーンという犬が日本にいます。交配でこうした才能ある犬を生み出すのはむずかしい。だから細胞培養でクローン犬を、というのがきっかけです」と、教授は答えてくれた。
このクローニングで行なう細胞培養に加え、すでにステムセルの培養技術で愛犬が生きているうちから、細胞をバンキングできるシステムも完成している。そして動物(動物と人間のセンターは別)につづき稼動し始めた人間のステムセル・バンク(家族のバンキング:BiostarBank)こそ、我々取材班が向った先、RNL・BIOなのである。
7年前、李教授のソウル大の教え子がたった3人でベンチャーとして始めたRNL・BIO。いまや、韓国の株式上場でその株価はうなぎ登りの上昇を示す。それもそのはず、韓国国内のみならず、世界からその成長性が認められているからだ。



(JHM83号より)
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