日本人はなぜ長寿世界一になったか
早田　邦康 著


自治医科大学准教授の著者ら研究グループが、約1年前の2008年1月にアンチエイジング効果があることを発見した物質「ポリアミン」。
300年以上も前に発見されていた“忘れられていた物質”であるポリアミンが、大豆や発酵食品といった所謂“長寿食”に多く含まれていることに着目し、研究を重ねた結果、体内の炎症「沈黙の炎症」を抑えるということを発見した経緯が書かれている。
巻末にはポリアミン高含有サプリメントの開発を行っている富士見養蜂園代表取締役の角田　汎造氏との特別対談も載っており、これまで関心を寄せられなかったポリアミンについてコロンブスの卵的な発想で着目したことにより、今後のアンチエイジング作用が期待される内容である。
現代書林：本体価格1200円



（JHM82号より）