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[JHM] 血液・血管のアンチエイジング⑦ – 血液サプリ

[ 2009/2/4 ]
ナットウキナーゼ

血液データを改善して、動脈硬化を予防するものでは、ほとんどのサプリメントがこれに当てはまってしまう。動脈硬化に特化したイメージで考えるのであれば、血栓溶解作用を持つルンブルクス ルベルス(ミミズ)やナットウキナーゼがその候補であろう。
食経験という意味で考えれば、血栓溶解作用を持つサプリメントの筆頭はナットウキナーゼであろう。最も研究が進んでいるのもナットウキナーゼといえる。

ナットウキナーゼは、納豆から見出された、タンパク質分解酵素の一つだが、血栓の元となるフィブリンのみを溶解する珍しい特性を持っている。
ナットウキナーゼの優れた機能は、フィブリンだけを直接溶解する作用と、血栓溶解酵素プラスミンを増加する効果を併せ持つ点で、血栓溶解剤ウロキナーゼよりも効果が持続するといわれている。

ナットウキナーゼのサプライヤーである日本生物.科学研究所は、高血圧前症 (pre-hypertension) またはステージ1高血圧患者の、ナットウキナーゼの効果を、ランダム化二重盲検プラセボ対照試験で確認している。
この結果、ナットウキナーゼ(2,000FU/ハードカプセル)(NSK-SD 100%)を8週間摂取した群では、コントロール群と比較して、収縮期血圧(SBP)と拡張期血圧(DBP)の正味変化は、それぞれ-5.55mmHg (95%CI, -10.5から–0.57mmHg; p<0.05)と-2.84mmHg (CI, -5.33から-0.33mmHg; p<0.05)だった。コントロール群と比較してナットウキナーゼ群のレニン活性の対応する正味の変化は、-1.17ng/mL/hr (p<0.05)だった。
ナットウキナーゼはプラセボに比較して、SBP・DBPともに減少をもたらした。このことはナットウキナーゼが、高血圧の予防効果を持つことを示唆している。この治験は被験者73名という大規模なもので、延世大学との共同研究という形で行なわれたものだ。


その他の重要素材

抗動脈硬化の血液データに関して、その他のサプリメント素材について考えてみると、脂質代謝に関していえばL-カルニチンが最有力候補といえるであろう。脂肪酸をミトコンドリアに取り込むために、必須の栄養素だ。
いくら運動を行なっても、筋肉中にL-カルニチンが充分に無ければ、脂肪酸はミトコンドリアでの燃焼には回らない。日常的に筋肉中に蓄えておかねばならないのだ。
その時に考慮しなければならない酵素がOCTNとCPT-Ⅰだ。OCTNはL-カルニチンを筋肉中に取り込むために働き、CPT-Ⅰは脂肪燃焼を促進する。これらの酵素の欠乏も当然ながら脂肪の燃焼を阻害する。
これらの酵素を充分な量確保するためには、日常的な運動やL-カルニチンの摂取が効果的となる。

L-カルニチンの原料サプライヤー、ロンザジャパンでは、筋肉細胞表面のOCTNのレセプターの数の増加や、関連遺伝子の発現量の変化など、様々なデータを公開している。
血中脂質に関しての王道がL-カルニチンであるのに対し、血糖に関しては、α-リポ酸を考えたい。

さらには血流改善ではイチョウ葉エキスが、欧州でも医薬品として活用されている。国内では先述のタマ生化学や、常磐植物化学研究所が原料供給を行なっており、常磐植物科学研究所は、医療機関向けのサプリメントもラインナップしている。



(JHM81号より)
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