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[JHM] 発売直前サプリメント新素材

[ 2009/1/6 ]
美肌とブレインに効果の『PQQ』

発売前サプリメントでクリニックの差別化


「PEXT」のマウス血小板における作用



CoQ10を知らない読者はいないだろうが、CoQ10の原料供給を行なっている企業を知る読者は少ないだろう。日本のCoQ10原料サプライヤーは、日清ファルマ、カネカ、三菱瓦斯化学、旭化成、協和発酵などの大手企業だ。これらの大手企業のCoQ10は、国内市場というよりも、海外市場に目を向けている。
こうした傾向は国内のサプリメントの市場の冷え込みにより、一層拍車がかかった状態となっている。また、新素材については、食品として供給できるか否かの、行政の対応の重さも、日本市場が立ち遅れる原因の一つかもしれない。
CoQ10サプライヤーでもある三菱瓦斯化学は、新規素材『PQQ』という新素材の供給を始めるが、当面は米国を主な供給先とする。
『PQQ』はピロロキノリンキノンと呼ばれる補酵素で、酸化還元や神経細胞の保護や成長に関与しているといわれる、ビタミン様物質。Nature誌などでは『PQQ』が、アミノ酸であるリジンの代謝に関与する、ビタミンであるか否かの論争が、現在でも行なわれている。
ビタミンであるか否かは別にしても、『PQQ』が欠乏したマウスでは、皮膚のもろさや毛並みの悪さ、生殖能力の低下などが見られることがNature誌で報告されている。

本紙が注目する素材については、もう一つある。血中の血小板を増加させる作用を持つ、『PEXT』だ。これはピーナッツ種皮から抽出された新規プロアントシアニジンの2量体である。その効果は医薬品としても検討されるほどで、開発した常磐植物化学研究所と医科歯科大では、共同研究によって、その効果を確認している。





(JHM81号より)
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