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[医療革命] UDXヒラハタクリニック院長 平畑 徹幸 MD Dr.Woo-chul Moon

[ 2008/11/12 ]
駅前再開発が盛んな秋葉原駅すぐそばにあるUDXヒラハタクリニックでは、日本で唯一ともいえる遺伝子がん治療・診断センターを備える、ジェノミックヘルスケアを行うクリニックである。
UDXヒラハタクリニックでは、世界三大がん治療センターの一つとしても名高い米国メイヨークリニックが講師として招聘するほどの遺伝子検査・治療システムを熟知したDr.Woo-chul Moon教授を最高技術顧問に迎え入れ、国内最高レベルのDNA製剤室を完備し、がんの遺伝子検査・治療を行っている。
そのDr.Moonに遺伝子検査・治療の意義を聞いてみたところ、「疾病に対しての固定観念がある限り、真のオーダーメイド治療は行えません。遺伝子的に薬が効きにくい患者もいるので、それでは何が効果的なのかということまで分かるのが遺伝子検査・治療なのです」と語る。
ヒトが持つ固有の遺伝子を調べることで、高い効果と副作用を減らすことが出来るのだという。現在のままのがん治療では25%の効果と50%の副作用発現率しかないのだという。遺伝子検査・治療を行うことで100%に近い効果と0%に近い副作用発現率になるのだそうだ。
それでは、その真のオーダーメイド医療を可能にするものとは何か?それはDNAチップなのである。
数十万とも言われる大量の情報が入ったDNAチップを解析するのが、DrMoonによるマルチプレックスPCR法。
マルチプレックスPCR法は90個以上のがん関連遺伝子を同時に検査することのできるシステムである。このDNA診断によりPETやCT等で発見できないサイズである直径1mm以下の“前がん状態”の異常細胞の存在・部位を特定する。また、前がん状態のリスクも特定し、3〜5年後までのがんの発症リスクを推定するシステムである。
治療では「遺伝子検査で得た固有のがん原因遺伝子情報を基にして、オーダーメイドのDNAワクチン、樹状細胞ワクチン、P53などのがん抑制遺伝子治療などを行います」とのこと。また、「もちろんこれらの治療以外にも、最適な遺伝子創薬の抗がん剤や放射線療法との組合せ治療も行っています」と、定型な治療方法などなく、個々人によって内容が違ってくる。
このシステムではがん治療だけでなくアンチエイジングにも応用できる。
日本で最も早くから総合ホルモン補充療法を行ってきた平畑MD。「ホルモン補充のメリットを理解しつつも、少しでもある発がんのリスクを避けるために、がんの予防や治療を極めたいと考えました。そこで、がん遺伝子診断・治療を核とするクリニックを設立したのです」と、遺伝子検査・治療の発祥がアンチエイジングであったことを語る。
Dr.Moonは「老化も一つの病気と考えています。アンチエイジングをすることで、健康で長生きでき、幸せになれます。アンチエイジング用の検査では、その人にふさわしいライフスタイルや栄養摂取、ダイエット方法などの情報を提供し、最もふさわしいホルモンや薬、サプリメントを処方します」と語り、特にアンチエイジングにはサプリメントでの対処を重視している。
サプリメントも真のオーダーメイド化をしており、ハイレベルなサプリメントを提供している。サプリメンテーションにはピラミッド型の段階を設け、ビタミン、ミネラルの補給を第一選択肢とし、そこにファイトケミカル、抗酸化、ホルモン、Dr.Moon独自のオーダーメイドサプリの順に提供するのだという。
DNAの変異の一因でもある活性酸素除去のMoonサプリメントの飲用により、DNA修復酵素であるhOGG(ヒト8-オキソグアニンDNAグルコシダーゼ)が上昇したというデータがあるという。hOGGは老化とともに無くなってしまう酵素で、無くなってしまうと早期老化やDNA変異確率の上昇などが知られている。
Moonオリジナルのオーダーメイドサプリでは、転写因子であるp53タンパクを上昇させる効果があるのだという。p53タンパクは多くの遺伝子群の発現に関与し、DNA修復タンパク質の活性化や、細胞周期の制御、修復不可能なDNAに対してのアポトーシスを誘導するなど、多彩な生理機能を持つタンパク質である。
「将来の疾病予防をしたいのであれば、老化が始まる30歳代からサプリメントで補給することが大事です」とは、治療よりも予防を重要視するDr.Moonならではの言葉だ。
●予防、●オーダーメイド、●遺伝子の3つのキーワードでがんやアンチエイジングにアプローチをかけるDr.Moonであるが、そのやり方を踏襲するヒラハタクリニックの感想を聞いてみたところ、「平畑先生及びヒラハタクリニックは、私のやり方を完全に理解しているので、私も今後ともベストを尽くして協力したいです。ヒラハタクリニックが日本におけるオーダーメイド医療スタイルのプロトタイプとして全国的に広がっていくことを期待しています」と語っていただいた。
この言葉通り、Dr.Moonは現在日本国内の医療機関を対象にDNAチップやマルチプレックスPCR機器などの生産・販売を行なう予定である。治療用の遺伝子ワクチンや標的薬剤なども同様とのことである。マルチプレックスPCR機は、チップに血液を1滴垂らしスキャンするが、約1時間ほどの時間でがんやエイズ、感染症、性病などのリスクが判明する優れものだ。サイズもノートパソコンほどの大きさというコンパクトな造りになっている。
現状ではヒラハタクリニックの平畑MD経由で取り扱うことも可能だ。10年後にはスタンダードな医療となっているであろう遺伝子検査・治療を始めたいという医師は是非。
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