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[JHM] 健食の機能性・安全性評価の統一を

[ 2008/11/7 ]
α-リポ酸、国セン発表と第3回研究会

先日、国民生活センターが、『α-リポ酸を含む「健康食品」—販売の実態調査も含めて—』という文書を発表した。この中にはα-リポ酸が医薬品の容量を超えて摂取されているのではないか?表示通りの内容量がふくまれていないのではないかなど、α-リポ酸の製品や広告に対しての注意に加え、健康食品を販売する者へのアンケート結果を踏まえた、健康食品の全般の扱いについて記述されている。

ピクノジェノールセミナーで新たなエビデンス発表

先日行なわれた食品開発展において、金沢大学の鈴木 信孝教授による「女性医学におけるピクノジェノールの有用性」というテーマで講演が行われた。
女性の80%が生理痛を感じており、さらにその半数が日常生活に支障が出るほどと言われている。平成12年の厚労省研究班によれば、生理痛や月経困難症による社会経済的損失は年間3800億円にものぼり、生理痛とバカにできない状況である。
ピクノジェノールは抗酸化作用、抗炎症作用、血流改善効果などの優れた効果を有していることは周知のことであるが、この度、金沢大学による「月経困難症に対する多施設二重盲検臨床試験」の結果が出た。
これまでピクノジェノールによる月経困難症に対する試験は2度、オープン試験で行われており、オープン試験での良好な結果から、今回発表された二重盲検が行われたという経緯がある。
4つの病院、計116名により行われた試験結果では、プラセボと比較して有意に生理痛を緩和するという内容となった。また、子宮内膜症の激痛も改善された。
安全性の面でも問題はなく、日本人におけるピクノジェノールの安全性も確認できた試験であった。
今回の臨床試験結果をうけて、鈴木教授は「女性のQOL、特に生理に伴う問題に対して補助療法として有用である」という見解を述べた。



(JHM79号より)
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