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[JHM] SOD様作用植物発酵食品「Sオール」

[ 2008/10/10 ]
物質特許「活性酸素抑制組成物」として認められたメディカルサプリメント

血糖値、血圧抑制など、「Sオール」商品としての科学的根拠

試験成果は、「医学と薬学」「FOOD FUNCTION」などに発表

評価する医師多く、沖縄・平良MDもクリニックで使用





酸化ストレスに対応する健康食品・サプリメントは数あれど、『公的に』抗酸化物質としての機能を認められているものは、ビタミンなどの微量栄養素を除くと意外に少ない。データとしての抗酸化機能があったとしても、それが『公的に』認められるには多くのハードルがある。オールコーポレーションの『Sオール』は、『公に』抗酸化機能が認められた、稀有な健康食品といえる。
医薬品を例にとって考えてみれば、その違いは明白であろう。いわゆる先発医薬品に与えられた特許は、「物質特許」「用途特許」「製造特許」「製剤特許」の4種類である。これらの『公に認められた』特許による縛りがあるため、後発医薬品メーカーは、これらの特許期間が満了するまでは、後発品を製造販売することができないわけだ。
『Sオール』は、これらの内の「物質特許」を、『活性酸素抑制組成物』として取得している(日本国第2610325号)。これは極めて稀な例といえるのではないだろうか。
しかも、『Sオール』は、ビタミンなどの単離された物質ではない。大麦や小麦胚芽、米ぬか、緑茶、ゴマ、ハトムギなど14種類の植物を原材料とし、遠赤外線による焙煎と麹による発酵を行なった上で、吸収性を高めるために低分子化された、複合物質である。
食品衛生法に規定される『公的』な栄養表示では、表に示すようにビタミン・ミネラルやダイジン、ゲニスチンなどの植物エストロゲンを含むポリフェノールが主なものとなる。
表として見てしまうと、無味乾燥でこんなものか?と思われてしまうが、機能性食品や機能性栄養学に詳しい方であれば、この表に表れないところにこそ、この健康食品の稀有な部分を見出していただけることと思う。
それでは本稿の趣旨である臨床で用いることのできるデータについて解説してみる。特許申請の抗酸化力については、公開特許の情報を参照していただくとして、本稿では臨床に役立つ、ヒト試験によるデータを解説してみる。
まずは、日本糖尿病学会の診断基準による境界域・境界域周辺の被験者20例に対して行なわれた、血糖値に対してのデータ。
この試験は、『Sオール』を1回1袋を1日3回、水、ぬるま湯、お茶などに溶かして食後に飲用し、試験前、飲用開始後4・8・12週間後に問診、採血を行なっている。
検査項目は、一般血液検査、空腹時血糖、HbA1c、血中過酸化脂質(LPO)、総コレステロール、TG、HDL、GOT、GPT、総蛋白、クレアチニン、尿素、尿素窒素を調べている。
その結果、空腹時血糖は服用開始時129.7±61.7mg/dlで4週後107.7±41.2(P=0.002)、8週後109.1±43.3(P=0.016)、12週後101.8±30.1(P=0.004)と有意な低下が認められている。
12週後には糖負荷試験も行なわれており、負荷2時間後に有意な低下が認められている。
HbA1cについては低下の傾向は見られたが、有意な差には至らなかった。これは、服用前1〜3ヶ月の状態によるものと思われる。
また、過酸化脂質についても有意な差は認められなかったが、これは被験者の開始時の検査値が低値(0.88±0.14)であったことと、境界域・境界域周辺の被験者であることから、日常の食生活に気を配っているものが多く、その影響があるのではと推察されている。
問診では疲労感の軽減や肌のつやが良くなった、などの意見が多数挙げられている。
血圧に関しては、高血圧自然発症ラット(SHR)を対象とした試験の結果がある。
この試験ではSHRラットを『Sオール』500・1000・2000mg/kg投与する群とコントロール群の4群に分け、36日間飼育、1・8・15・22・29・36日目に尾動静脈圧を、非観血式自動血圧測定装置にて無麻酔下で測定している。
その結果、500mg投与群では、22・29・36日目でコントロールと比較して収縮期血圧が有意に低下、平均血圧は22日目に有意差が認められている。
1000mg群では22・29・36日で収縮期血圧、22・29・36日で平均血圧、22・36日で拡張期血圧に有意差が認められている。
2000mg群では、22・29・36日で収縮期血圧、22・36日に平均血圧、22日に拡張期血圧で有意差が認められている。
なお休薬7日で『Sオール』いずれの群でも収縮期血圧で低値を示し、平均血圧・拡張期血圧では差が見られなかった。
血圧測定時の心拍数では、1000・2000mg群で有意差が認められているが、休薬7日間で消失している。
また、飼育期間中の体重増加はコントロール群と差が見られず、異常も死亡も観察されなかった。
これらの結果から『Sオール』が、メタボリックシンドロームをはじめとする、生活習慣病予防に効果のあることがご理解いただけると思う。
特筆すべきはこの製品が、特許申請を含め、全て市販品の状態で、このエビデンスを有していることである。
さらに、残留農薬は原料段階と製品段階の2段階でチェックされており、製造は食品GMPの認定工場で行なわれている。安全性に関しては、現在望まれる条件を全て満たしていると言って良いだろう。
ここに挙げた2例の試験だけを見てもも、厳密なプロトコルに基づいて実施されていることは、ご理解いただけると思う。さらには、『公の』特許として認められた『活性酸素抑制組成物』である『Sオール』、沖縄の平良茂医師ら多くのクリニックで評価も高く、今後より多くの医師に活用していただきたい健康食品といえる。





(JHM78号より)
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