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発毛ニーズ増加も、対処できるクリニック足りない

[ 2008/9/19 ]
AGAそしてFAGAの認知度が高まる一方、加齢に伴ううす毛・抜け毛やストレス、ホルモンバランスの乱れから起こる脱毛など、医療で対処したいと望む患者が急増している。しかし、それに対応するクリニックが足りないのもまた事実だ。そんな現状を象徴するかのように、臨床アンチエイジングの集りJSCAM(特定非営利活動法人 日本臨床抗老化医学会)で一躍、話題を集めた「結果を出す!発毛術」のスペシャリスト・松田 映子氏(発毛専門サロン・ラ・フィーネ 代表)のところには、JSCAM会員の医師のみならず、全国の「発毛外来」を展開するクリニックからその発毛システムの理論と実践を学びたい、とする問合せが殺到している。すでに、医療ユース向けの「外来モデル」バージョンを、クリニックとの連携を投げかけながら提供しているラ・フィーネでは、7月開催された第1回アンチエイジング展覧会での出展も終えて、さらに医療機関への呼びかけを本格化している。

ラ・フィーネ発毛術が新たな「外来メニュー」提案!

頭髪に対するケアは、日本ではこれまで、アンチエイジング医療として積極的に行われていなかったといえる。背景には、男性用のカツラのメーカーなどが、その性格からもプライバシーを重視した秘密主義な、独自の市場を構築してきたことが医療への門戸を少なからず閉ざしてきたようだ。
確かに、AGA(男性型脱毛症)に対して一部の医師がまじめに植毛などの確実な方法で対処してきたが、こうした治療・施術は、職人気質な技術の習得が必要で、どんな医師でも行なえるというものではなく、治療にかかる時間も膨大で、片手間にできる医療ではなかった。
そんな中に『プロペシア』が国内承認を得て、発売されたことで、医療への突破口を開いていく。TVのコマーシャルなどでも、AGAが医療で対処できるものであることが発信され、患者側からの医療に対する期待感は非常に高い。
さらに、プロペシアの発売元・万有製薬が実施した調査(うす毛・抜け毛の悩みを持つ20〜40代の男性とその夫を持つ20〜40代の妻を対象)によると、6割強の妻が、うす毛・抜け毛ケアにかかる経費を夫の小遣いではなく、家計から出費しているという結果が。今や「発毛外来」は受診しやすい医療環境になってきたといえる。
しかし一方で、こうした市場が構築されてきたにも関らず、処方薬だけではなかなか期待する結果が出ないのが臨床現場での声。さらに、丁寧なカウンセリングを要しても、処方する薬代・診療費を考えれば医療現場にはそれほど見合う診療にはなりづらいともいわれる。
こうしたなか、臨床アンチエイジングの集りJSCAM(特定非営利活動法人 日本臨床抗老化医学会)で一躍、話題を集めた「結果を出す!発毛術」のスペシャリスト・松田 映子氏(発毛専門サロン・ラ・フィーネ 代表)のところには、JSCAM会員の医師のみならず、全国の「発毛外来」を展開するクリニックからその発毛システムの理論と実践を学びたい、とする問合せが殺到している。 
その理由はすでに何度か本紙で紹介してきた通りで、3ヶ月、6ヶ月で結果を出すその独自の発毛施術システムにある。
そして、提案する医療ユース向けの「外来モデル」バージョンによって、処方薬を低容量に抑えながら、〃ラ・フィーネ発毛テクニック〃をミックスできるユニットを打ち出したことが大きい。これによって、患者への発毛・育毛ニーズをより満足させながら、一方で新たな「外来メニュー」を提供できることになる。
一方で医療における「発毛診療」の収支をきちっと計算できることはいうまでもない。


アンチエイジング展覧会でも引き合い多数

ラ・フィーネでは、7月開催された第1回アンチエイジング展覧会での出展でも、そんな新たな「外来メニュー」も投げかけ、来場した美容皮膚科やアンチエイジング診療などの医師、さらにはエステサロンなどから引き合いを数多く得たという。手ごたえを得ている。
「発毛、育毛ニーズはますます増えています。しかし大学附属病院の発毛センターなどで治療困難として行き場を失った患者さんが一方で増えていることも事実です。いま、患者さんは本当に治してくれる行き先を選ぶ時代にはいっているんです」(松田氏)
だからこそ、信頼できる医療機関にそうした患者が駆け込みをしていくのだと指摘する。
ラ・フィーネでは、全頭、円形、びまん性、脂漏性などさまざまな脱毛を抱えるクライアントや、AGA、FAGAの悩める人を次々と蘇生させてきた実績をもとに、今、医療機関に向けてパートナーの呼びかけをし始めている。
「医療の側の先生が真摯に私どもの施術に向き合って、診療に組み込んでいただければ、悩める方を共に助けられると思っています」と、松田氏。
この発毛術は、まだまだ医療の世界に拡大していくはずだ。



【ラ・フィーネ発毛術】
「ラ・フィーネ」の発毛コンセプトは、表皮をきれいにして毛穴を開く、そして毛母細胞そのものに活性を与え、新たな髪の毛を作り直していくこと。
そのための発毛技術が、毛母細胞の増殖因子FGF‐7(fibroblast growth factor-7)とアーユルヴェディックサプリメントの組み合わせである。FGF-7は日本で唯一EGF、FGEなどのサイトカイン原料を規格認定する日本EGF協会のガイドラインに遵守し、ラフィーネバージョンとも言える高含有量120μgを配合した化粧品を使う。また、発毛を栄養的な側面でサポートするクルクミン(99%)、ノコギリ椰子、ミレットエキス、亜鉛など独自開発したアーユルヴェディック・サプリメントを処方する。
髪の毛に対して栄養学的なサポートをする裏づけは、今までの数多くの症例で立証されている。こうしたオリジナル商品を使いながら、頭皮にトルマリンパックをしながら蒸気を発生しマイナスイオンを発生させて、表皮をきれいにしていく。
施術前、そして施術後に頭皮の状態がどう変わっていったかを、マイクロスコープを使って映写。施術後、きれいになった頭皮の状態を観察しながら毛穴を広げていくことを、OnTimeの映像で示す。その後オリジナルシャンプーで洗い落とし毛穴を開いていく。
そして、イオン導入機を使ってFGF-7を毛母細胞に浸透させ、最後に入念に頭皮マッサージを行う。
医療ユースモデルでは、イオン導入などを使わず患部へのFGF-7の塗布、マッサージのみで充分の効果を期待できるマニュアルを提案している。また、異常脱毛、全頭脱毛など症状の違いによって施療法を分類したマニュアルも作成している。

<ラ・フィーネWEBサイト>
http://www.raffine-jp.com/

(JHM77号より)
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