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[JHM] アンチエイジング医療での美容・痩身⑨

[ 2008/8/15 ]
メニューの構成

アンチエイジング医療では、こうしたサプリメントに加え、メソセラピーやカルボキシセラピー、インディバやEMS、超音波などを組み合わせて、痩身メニューを組み立てることとなる。
そのために必要となるのがカウンセリングのためのソフトだ。自由診療での対応であれば、お仕着せのメタボ健診対応版ではなく、思い切って実績のあるダイエットサイトと提携してしまうのも手だ。
こうしたサイトには、痩せるための努力を、楽しみながら続けるためのノウハウが蓄積されている。
そのうえで、メニューの中核を成すのが、機器によるアプローチであろう。サプリメントはホームケアであり、クリニックの施術では機器によるケアとなる。運動指導とあわせ、サプリメントと機器による施術を提供することで、メタボ健診制度をはるかに凌ぐ結果を残すことができることは間違いない。
メタボ関連機器のなかで、本紙のお勧めは、実績や効果を考えると、インディバだ。メタボ対応の機器では、第一選択といえる。
インディバジャパンは、早くからメタボリックシンドロームに着目し、CTスキャンなどのデータを蓄積し、内臓脂肪減少には、クリニックでも多用されている。
その他、痩身目的の機器は多数あるが、先頃のビューティーワールドで、注目を集める機器があった。
一つはフィダコーポレーションの『mya®』。
肥満外来は体組成計なしには行なえないが、その結果をもとに施術を組み立てるわずらわしさがある
『mya®』は、1台の機器で、インピーダンス法の体組成計による測定と、超音波・中周波の施術を行なえるマシン。目標となる体重などのデータをインプットすることで、体組成計の測定結果をもとに、自動的に施術内容と回数を導き出してくれる。
また、その内容を電子チップのカードに記憶させ、2回目以降は、カードがカルテ代わりになり、プログラムされた内容を実行してくれるというもの。医師でなくとも機器のコントロールが行なえ、施術中はベッドを離れることもできる。スタッフを煩わせないのもこうした機器の特徴だ。
もう一つがレイシェルの『LAPEX 2000 Leichel』だ。これはソフトレーザー、いわゆるLow reactive Level Laser Therapyの機器だ。LLLTの効果は医師であれば、ご承知の通りで、すでにメタボ対応での引き合いも多い。
同社は『LAPEX 2000 Leichel』に他の機器なども組み合わせ、メタボ対応プログラムとして、サポートを行なっている。
こうした機器が患者に対して、美容・ダイエットのモチベーションを高め、行動変容を容易にする一助となることは間違いない。

これからの時期、美容を意識するなら外せない痩身の市場。規制強化などの逆風で、ビジネスとしては失速気味だが、逆にクリニックにとっては大きなチャンスだ。その需要の多さは計り知れず、消費者が納得できるメタボ健診として、医療費抑制の切り札ともいえるのが、クリニックによるダイエットといえる。



(JHM75号より)
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