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[JHM] JHM pharmaceutical ③

[ 2008/5/7 ]

“多機能ベースサプリ”としてオイスターの活用を


さらにATPの話題では、2007年に判明したグリア細胞でのATP産生についてや、シナプス伝達はグリア伝達物質ATPにより積極的かつダイナミックに制御されており、ATP自体に抗酸化力があることも文献と照らし合わせながら解説。
ATPだけでなく、脳内に亜鉛が少ないとうつになりやすく、さらに亜鉛不足は糖尿や精子運動性低下も引き起こし、舌痛症は高齢の女性に多いが、これも亜鉛不足によるものと思われていることから、亜鉛摂取の重要性も示唆。
亜鉛とATPが組み合わさることでシナプス間隙にカルシウムが入りやすくなり、セロトニンやドーパミン放出が増強される。しかしカルシウムが入りすぎると電位が乱れるため、正常な範囲(Caの)を超えると亜鉛がブロックする役割も持つのである。亜鉛イオン濃度が高いとドーパミンの放出量は増加し、逆に亜鉛イオン濃度が低いとドーパミンの放出量は減少するという働きも持っている。
亜鉛はイオン型のATP受容を増強し、GTP結合タンパクATP受容を特異的に抑制する効果が認められており、結果、躁になることを防ぐのである。
妊娠時の女性における味の好みの変化はよく聞かれるが、それは亜鉛欠乏が引き起こしており、マタニティブルーの予防にも亜鉛がいいのだという。実例として薬局店主が話した内容では、オイスター摂取後3〜4日で症状改善し、ATP産生のサイクルも3〜4日と同日数であるため、関係があると思われると発表した。
糖尿病患者の26%がうつ病患者であるというデータもあり、糖尿病とうつ病は相関性があり、悪循環になっている。以前本紙でも述べたが、オイスター摂取による糖尿病患者の抗酸化能上昇データに加え、今回の発表の理論による、うつ状態への改善影響も考慮されることから、“多機能ベースサプリ”として、薬局だけでなく医療機関でのオイスターの活用は益々増加するであろうと予測される。

 

 

(JHM 第73号より)

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