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[JHM] 21世紀 医療革命の旗手たち④

[ 2008/4/10 ]

アンチエイジングは食材から

 


久保田MDが導入したノーニードルメソセラピーの機器は、Derma Wave社製の『NNMシステム』だ。エレクトロポレーション(電子穿孔)にEMSとLLLTを組み合わせた『アクアフォレーシス法』という独自の機能が売りの機器。この多機能が1コンソールになっている点に惹かれているという。
 「侵襲が低い施術でも、医療機関が行なえば、患者さんは早い結果を求めます。そのためには、侵襲度の低い施術は単独よりも、複合的に行なうことで、患者さんの満足度を向上させることができます。」という、クリニックならではの理由により、『Derma Wave』は選択されている。
 「EMSの効果は当院でも実証されていますし、LLLTは長年研究を続けてきました。どちらもエレクトロポレーションと組み合わせることで、効果を上げられることが予測できました。」というこのアクアフォレーシス法、LLLTで施術部位の血流を上げ、エレクトロポレーションによって薬剤を導入し、EMSによって脂肪酸を代謝、燃焼させるというもの。理に適った組み合わせといえる。
ちなみに『ノーニードルメソセラピー™』は、一般名詞化するほど大ヒットしたネーミングだが、米国Derma Wave社の国際登録商標だ。
 また、施術のプログラムについても「当初は反対したいところもあったが、使用しているうちに納得させられました。良くできたプログラムです。」と評価が高い。
使用される医療専用の薬剤についても「当初は短い消費期限などが気になっていましたが、医療専用ということもあって、満足しています。」とのこと。
 その上で、効果的な活用法を伺うと「ほとんどの患者さんが効果を体感する、患者満足度が高い施術ですが、強いてあげれば、筋肉量が多い方の方が、効果は出やすいかもしれませんが、大差はありません。」という。
 使い始めのころは、擦ってしまって、かゆみをうったえられることもあったというが、薬剤を置く感覚で使っている現在では、全く問題は無く、前述のように多くの患者さんに高い満足度を与えている。
 久保田MDはノーニードルメソセラピー以外にも自己由来の血小板を用いて顔のしわやタルミを改善するACR療法など、先進的な取り組みを行なっている。
 久保田MDの選択する美容医療やアンチエイジング医療は、幅広い視点から、患者さんの予防を考え、トラブルを改善していることが、冒頭の「アンチエイジングは食材である」というところからも窺える。理想のアンチエイジングクリニックの一つと言えるかもしれない。

 

 

(JHM 第72号より)

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