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[JHM] 第9回ドクターアンケート ②

[ 2008/3/18 ]

使用する素材と項目を探る

前回の第8回アンケートでは、医療機関で売っているサプリメントを聞いているので、「ダグラスラボラトリーズ」「αデトックス」「アルベックス」「DAAC-1」などに答えが集中した感がある。今回は、使っている素材や分野などの一般名称を聞いてみた。これは前々回平成18年に行なった第7回アンケートと近い質問である。詳しい中身は本紙○面から紹介するが、ここでは第7回アンケートと今回の結果を比較して、ここ2年の医師のサプリメントの捉え方の変化を追ってみる。
 ほぼ同様の選択肢を用意し、第7回では「関心のある、使ってみたいサプリメント・コスメは?」、第9回では「クリニックで“使用している”サプリメント」を質問しているが、2年前の回答では、ほぼ均等に回答が割れ、貪欲にサプリメントの情報を医師が求めている姿が見え、あえて上位の回答を探ると、「各種抗酸化物質」、次に「単剤ビタミン・ミネラル」「CoQ10」「大豆イソフラボン」「乳酸菌(生成物質含む)」「イチョウ葉」「DHA・EPA・DPA」などであった。
 では今回はどうだろうか。最も多い回答は「マルチビタミン・ミネラル」続いて、「CoQ10」少し開いて「単剤のビタミン・ミネラル」と「α-リポ酸」「DHA・EPA・DPA」が続いている。
 医師たちのサプリメントの捉え方は、2年前までは“なんとなく抗酸化かな”というレベルだった。しかし、今回では、抗酸化物質というよりも、具体的に「CoQ10」「α-リポ酸」を選択している。これらのサプリメントをクリニックで“実際に使用”しているのだ。
 同様に前回多かった、「単剤ビタミン・ミネラル」は「マルチビタミン・ミネラル」と上下が逆転している。これはサプリメントや食生活についての知識が、医師の中に正確に広がっていることを示しているのではないだろうか?
サプリメンテーションのセオリーとして、まずは「マルチビタミン・ミネラル」があり、その上で「単剤ビタミン・ミネラル」や抗酸化剤、「ハーブ」などを用いて行くのが基本と思われる。
しかし、2年前までは、医薬品的、もしくは医薬品としての「単剤ビタミン・ミネラル」に興味が集中したが、今回は食生活を補う意味での「マルチビタミン・ミネラル」が多数派となったと本紙は見ている。捉え方が医薬品的なものから、栄養学的なものに、シフトしたのではないだろうか?
「DHA・EPA・DPA」などのω3や「コラーゲン」「乳酸菌」が多いのも、そのためと見られる。

(JHM 第72号より)

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