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HRTの選択肢を広げるエストロゲンのジェル

[ 2007/10/15 ]

  浸透性の高いエストロゲンのジェル自由診療のみで

  経口やパッチが主流であったHRTのエストロゲンに新たにジェルが加わった。「ル・エストロジェル0.06%」はバイエル薬品が発売した、更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状(ホットフラッシュ及び発汗)に用いる外用ゲル剤。

 実はこの「ル・エストロジェル0.06%」の国内の治験を行なったのが資生堂、美を追求する化粧品メーカーが選択するだけあって、先行する経口剤やパッチよりも優れた特徴を備えている。

 経口剤と比較して、肝臓への影響が少なく、安定した血中濃度が維持され、貼付剤と比較して、皮膚刺激が少なく、目立たないという利点を持っている。パッチが剥がれて、投与が中断されることも無い。

 これまで経口薬かパッチかの選択でしかなかったが、ゲルという選択肢が加わった。欧州のフランスなどではゲル剤がHRTの主流といわれている。

 使用方法はプッシュボトルより2プッシュのジェル1.8g11回両腕の手首から、肩の範囲に塗布するだけ。

 両腕の皮膚に塗布されたジェルは、角質に貯留され、安定的に受動拡散し、血中濃度を保つが、それに加え、エストロゲンを肌に塗ることでの美肌効果についても注目されている。更年期障害の治療としても、QOLの高い選択肢となるが、さらに美容としての効果が期待できるのだ。

 バイエル薬品はこの「ル・エストロジェル0.06%」とともに、クォリティーエイジングを追求して行く。

(JHM 第67号より)

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