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今夏からα‐リポ酸コスメ大流行の兆し

[ 2007/8/6 ]
 

外と内から肌ケアでリピート率アップ

 

米国No.1研究者が来日、コスメの可能性を語る

 

リポ酸コスメとサプリで売り上げ倍増

 

便秘対応サプリやアスタキサンチン、マイタケエキスもお勧め

 

 サプリメントとして有名なα‐リポ酸、ご存知ですか?ちょっと難しい化学物質のような名前だから覚えにくいかもしれませんが、お肌を内側から守る抗酸化物質のひとつです。このα‐リポ酸が化粧品に使えるようになりました。CoQ10を使った化粧品は、売り場にたくさんあると思いますが、α‐リポ酸が化粧品に使えるようになったことで、いろいろな会社から、α‐リポ酸を使った化粧品が販売されるでしょう。それに加えて、サプリメントとして口から飲むαリポ酸の人気も再燃しそうです。この夏から秋へのトレンドコスメは、α‐リポ酸入りかもしれません。

 

 化粧品の原料は何でも使っていいわけではありません。特に日本では医者のお薬になっているものは、使えません。そうした中でもCoQ10やα‐リポ酸など薬にも使えるし、サプリメントにも使えるものがあります。今回、厚生労働省から、αリポ酸は、化粧品に使ってもいいですよ、という通知が出ました。化粧品の材料として、新しいメンバーに加わりました。熾烈な新製品の開発を行なっている各化粧品メーカーの開発担当者にとっては、新しく使えるα‐リポ酸は、新製品にはうってつけの物質です。特にα‐リポ酸は抗酸化物質。紫外線の害からお肌を守る役割を持っています。

 抗酸化物質としてはビタミンCECoQ10が化粧品に使われているのは皆さんご存知だと思います。これらの抗酸化物質は活性酸素(これが悪者)を退治すると、効果がなくなってしまいます(酸化されるといいます)。α‐リポ酸は、こうした効果がなくなったビタミンなどの抗酸化物質をまた使えるようにしてくれるのです(還元するといいます)。だから他の抗酸化物質と組み合わせて使うと、とても効果的なのです。

 もちろん、α‐リポ酸だけで使っても、充分な効果が期待できます。アメリカのカリスマ美容皮膚科医、ニコラス・ペリコーン博士は、かなり以前からα‐リポ酸を使った化粧品を患者さんに使っていました。ペリコーン博士は、皮膚の老化に対して、様々な方法で対処していますが、その中心となっているのが、α‐リポ酸の化粧品とサプリメントです。ハリウッド女優やセレブなどにも親交の深いペリコーン博士の皮膚美容の秘密兵器がαリポ酸だったのです。いや、α‐リポ酸を使っていたからこそ、ペリコーン博士はカリスマ美容皮膚科医になれたのかもしれません。

 先日、ペリコーン博士と親交の深い、α‐リポ酸研究の第一人者、アメリカのパスウォーター博士が、α‐リポ酸原料メーカーのカーギル社の招聘で、来日して講演しました。パスウォーター博士によると、ペリコーン博士の皮膚美容のプログラムで重要なことは、外用の化粧品だけではなく、食生活やサプリメントなど、食べ物を重視していることです。アメリカのカリスマといわれる美容皮膚科医でさえも、外側からだけでなく、内側からの働きかけが大切であることをうったえています。

皮膚の美容を考えたら、外側だけでなく、内側からのケアが大切なことを是非クライアントにも伝えてください。皆さんの施術の効果も倍増します。リピートを増やすためには結果を出すことが一番、その結果のためには、外側からだけでなく内側からのホームケアの提案がとても大事です。コスメとサプリ両方で使えるα‐リポ酸の化粧品が流通を始めたときにが、内側と外側のケアについてクライアントに説明する絶好の機会です。

さらに、α‐リポ酸のサプリメントだけではなく、ペリコーン博士が使う、特殊なマイタケエキスやアスタキサンチン、ω3(EPADHADPA)などもお勧めできますし、皮膚美容には便秘は大敵、便秘対応のサプリメントなどをご案内すると、クライアントにも喜ばれます。

α‐リポ酸の化粧品は大きなブームになる可能性があります。そのブームは化粧品だけではなく、サプリメントなど物販についても、大きな余波をもたらしてくれるでしょう。

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